sniff2005-07-17

きのうは何とか会議を乗り切って夏祭りの生ビールを飲むことができた。

会議のある場所に行く間や帰りの電車の中で、本の中の写真にうっとりしながら『古本道場』をズイズイ読み進める。

がぜん古本欲あるいは本屋欲が盛り上がってきたが、今日は時間がないので、せっかく福岡の天神に来たのに、どの本屋にも寄らずに帰路に着く。


うちに帰る着く間もまだ行ったことが無い神保町や早稲田の古本街に思いをはせる。
そういえば、僕の住む町には古本屋は一軒もないな。

古本道場

古本道場


と言いつつ、バーゲンで安くなっていた七分袖シャツとスタンドカラーの縞シャツを買う。



きのうの会議は、最初の一時間半は「来るんじゃなかった・・・」という感じでウンザリ。
っていうか、その間、一人だけ空気読めないオッサンが思いつきだか個人的アイデアだかよくわかんないけど、威圧的な雰囲気でしゃべり続けただけだった。
こういうのって、かなりカッタるい。

はっきりいって、他の参加者みんな閉口。開始早々、会議室全体に疲労感が漂う。

しまいには、僕と僕の隣に座っている人を暗に名指しで非難。
僕も隣の人もかなりカチンと来る。

激昂した僕が「じゃぁ、お前がやってみろよ!!」と、立ち上がってそのオッサンの胸倉を掴もうとしたとき、隣の人がエクセルで作ってきた資料をその人に突きつけて、その非難がいかに無根拠かということを冷静に実証。

要は、審査員をアマチュア(OB/OG含む)に頼むか、プロに頼むかという話で、「アマチュアでやっていくのは難しいからプロでやっていこう」というのがそのオッサンの主張だった。

そのために僕ら2人をボンクラ扱いしただけの話だったのだが、僕の隣で座っていたひとの資料と、「難しい、難しいって、そんなことあんたに言われなくてもみんな分ってるんだよ。でもとにかくできることやるしかないだろ。ボケ!(←最後のこれだけは心の中で)」と、僕がわざと聞こえるように呟いてからはすっかりダンマリ決め込んでしまった。


言いたいことあれば言えばいいのに。
僕よりもずっと年上、すくなくとも40過ぎの大人なんだから、ちょっと自分の言い分が通らなかったからってすぐに不貞腐れるなよな。

最近、こういう人に本当によくぶつかる。
そして、この人たちに共通しているのは、目や、顔が「虚ろ」なことだ。なんだか、ポッカリ穴が開いているような顔をしている。
だからかどうかはわからないが、この種の人たちの言うことには実感や、実質が感じられない。


用事があるとかでこのオッサンは途中で退席。とっとと帰れ。っていうか、後で聞いた話では、この人は理事でも役員でもないらしいが、じゃぁ、なんで昨日いたんだろ?


それはともかく、そのオッサンがいなくなってから何だか会議がスルスルと進み、全体的なスケジュールまで含めてかなり前向きな方向性が示された。まさにブレイク・スールーな会議といった感じ。不毛な会議って多いけど、たまにはこういう気持ちのいい会議に当たるとほんとに来た甲斐があったなぁと思う。


帰り道、「あーっ、こういう風に反論してやれば良かった」、「でも、本当に言っちゃうと言った自分が悲しくなるから言わなくて良かったのかなぁ」などグチグチ考えているあいだにやっぱりムカついてきてかなりダークにヒートアップしてしまった。


あぁ、すっかりダーク・サイドに飲み込まれてる・・・と思いながらも、すでに僕の頭の中ではダース・ベイダーのテーマ曲がエンドレスで流れていた。

すると、エスカレーターで僕の後ろに立っていたカップルのうち女の子の方が、「何か、さっきから頭の中でダース・ベイダーの曲が鳴ってるんだけど?なんで?」と言った。


あ、あんた、オレの心が読めるのか?