sniff2004-11-10


おととい、いわゆる郊外型の大型古書店で次の三枚のCDを購入。シングルが5枚で100円、アルバムが3枚で500円という格安、というかほとんど在庫処理だ。

坂本龍一の『BTTB』は以前、楽譜付きの初回版を持っていたが中身のCDだけ失くしてしまっていたので良い機会とばかりに購入。

初めて聴いたときから数年たった今、ものすごくいろいろなものが、たとえば死とか、郷愁とか、はかなさとか、弱さとか、そんなものがエモーショナルに以前よりも伝わってくる気がするのはなぜだろう。

他のアルバムも聞きなおしてみた。
離れていたというか聴かなかった時期もあったけど、この人の音楽、つまり音色とか、音の拡散と集中、ギリギリ持ちこたえているセンチメンタルな旋律が、どれほど自分のなかに染みこんでいるかということに今更ながら気づかされた。

部室や田舎のじいちゃんちで『戦場のメリークリスマス』とか『ラストエンペラー』のテーマ曲が入っていたCD(『プレイング・ジ・オーケストラ』asin:B00005GOI9)をダビングしたテープを聴いていた中学生のころや、ドゥルーズが死に、大きな地震や無差別テロもあった年に、大学近くのカビ臭くて暗いアパートで『スムーチー』asin:B0000073JDとを思い出した。

と言いつつ、今日聞いたCDは

John Cage - The Seasons / Leng Tan, Russell Davies, et al

John Cage - The Seasons / Leng Tan, Russell Davies, et al