漫☆画太郎先生の作品はその熱い(暑い?)紙面上のタブローとは裏腹に、つねにクールだ。
地獄甲子園』もそうだが、この本のなかの『エスカレーション』もまた、「少年漫画とは?」というクールな批評的視点を絶対忘れない。

クリント・イーストウッド御大が「映画史」を反復するのであれば、漫☆画太郎先生は「漫画史」を反復する(のか?)。