タワーレコードの200円OFF券を貰ったので、さっそく使わせてもらう。
しかし、2000円以上でないと使えないので、清水の舞台から飛び降りる覚悟で、2000円以上の買い物をする。

こんな名盤をまだ持ってなかったのかお前は、という感じもしないではないが・・・。
三つの間奏曲 作品117や、6つのピアノ小品 作品118など、グールドのブラームス間奏曲集asin:B0000028O2曲をアファナシエフのピアノで聴くことができた。

グールドの、和音の一つ一つがバラけるように、そして広大な平面上に音の粒がパラパラと拡散していくようなブラームスの世界があり、そして同時にアファナシエフのように、和音の響きが冥府の底まで突き刺さるかのようなブラームスの世界がある。

カラヤンリヒテルオイストラフロストロポーヴィッチというあまりの豪華な組み合わせに今まで買うのを躊躇していたが聴いてみるとやはりすばらしい。
ロストロポーヴィッチ以外はもうみんな鬼籍に入ってしまったが、やはり巨匠の時代というものが確かにあったのだな。

こんなにアクの強そうな人たちが集まってよくセッションなんてできたなとか思っていたら、裏ではやはり意見が対立したり、リヒテルが録り直しを要求したけどカラヤンが却下して「それより写真撮影だ」と答えたり、それをロストロポーヴィチが気を使って調停したり、いろいろとあったらしい。

でも、カラヤンはいつものイメージどおりとしても、ジャケ写はみんな笑顔だ。