タワーレコードのポイントカードがたまったので早速つかわせてもらう。
こういうことがないと買わないだろうDVDソフトを選ぶ。

収録は1982年、ベルリンフィル創設100周年記念演奏会。

他のカラヤンものは3000円以上するが、これだけがなぜか1890円とお買い得。

カラヤンの映像ものというと、デカい鐘の映像がドカーンと出たり、とつぜん楽器とかアップになったり、やたらとカラヤンがカッコつけてたり、なんだか狙ってるんだかラリッてるんだかよく分からん印象だけが一人歩きしていたが、このDVDの映像はライヴそのものの記録ということで、不自然さもなく、なによりもカラヤンがカッコイイ。

颯爽と登場する姿ももちろんだが、乱れた髪もお構いなく熱くなって指揮する姿がなんとなく意外だったが、カラヤンのそういう姿もまたカッコイイ。


1楽章が終わって2楽章に入る瞬間、ビキッと集中力を高めてカチンとスイッチを入れるかのように指揮棒を構えるときの姿がすごく印象的だった。


まだ音も鳴ってない、ほんの瞬間のことだけど、この人の積み上げてきたものとか、背負っているものとか、意志とか、そういういろんなものがチラッと見えた気がする。




それと、エリザベス朝時代のバラードや劇場音楽、宮廷というよりは日常の中にさりげなく流れている感じが心地いいこのCDを選ぶ。

Streets & Theatres of London

Streets & Theatres of London