音楽
その「不在」によってしか我々は「不在であること」を理解できないのであろうか、きのう、ジュリーニ死去(享年91歳)のニュースを知る。
もう何年も前に引退して、その動向が伝わってくることもなかったが、最近旧譜の再リリースが続いて再評価が始まったのかと思っていた矢先だった。
きのうの夜、久々に聴いてみる。
- アーティスト: ロストロポーヴィッチ(ムスティスラフ),ドヴォルザーク,サン=サーンス,ジュリーニ(カルロ・マリア),ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2004/12/08
- メディア: CD
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この指揮者については、自分の奥さんの看病のために指揮者のポストを辞任したというエピソードがなんだかすごく印象に残っているが、カラヤンばかり聞いていた時期、その派手とはいえないが孤高とも言える様なゆっくり目のテンポと丁寧で緻密な演奏がいろんな意味で印象的だった。
そのCDは僕にとってはジュリーニといえばこのCDであり、今聞きなおしてもやはり名演、正直、クライバー盤よりも好きだ。
- アーティスト: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ブラームス,ジュリーニ(カルロ・マリア)
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1999/09/29
- メディア: CD
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ご冥福をお祈りいたします。