音楽

きのう買ったCD

ベートーヴェン:P協奏曲全集

ベートーヴェン:P協奏曲全集

国内盤は6000以上するが、輸入盤で3000円を切っていたので思い切って購入。
内田光子のピアノの音も素晴らしいし、ザンデルリンクの伴奏も素晴らしい。協奏曲ってどうしてもソリストの演奏ばかりに目が(耳が)いってしまうけど、今回はじめて伴奏がいいなーっと思った。
大好きな「創作主題による32の変奏曲WoO 80」も入っている。この曲の存在を知るきっかけになったグールドの演奏とずいぶん違う。当たり前か。でもまるで違う曲みたいだ。

Goldberg Variations (1955)

Goldberg Variations (1955)

上記の現行盤はもちろん持っているのだけれど、タワーレコードにいくと、「164ページのブックレットつき、デジタルリマスターおよび復刻紙ジャケ仕様、録音時のアウトテイクを未編集で収録」の55年盤が1990円で売られていたので思わず購入。
意味はわからんが、これでうちにはグールドの55年盤が3枚あることになる。(あと一枚は99年ごろ発売された国内企画の紙ジャケもの。)

今回はCDのラベル面だけでなく、裏の信号面も黒くて「レコード風」になっているのが可笑しい。あのトリみたいな目玉もちゃんと6個書いてある。


人間が単純だからかもしれないが、現行盤よりもずっと音がいい気がする。
おまけで入っているアウトテイクも興味深い。グールドと録音技師の会話や、グールドが途中で演奏を中止してやり直したり、音を確認しながらゆっくり弾いたり、ひっかかる箇所を何度も弾きなおしたり、なんだか臨場感があって、これ自体は録音作品でもなんでもないのだろうけど、ちょっとドキドキした。