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きのう、ぼっちゃんの一ヶ月検診のために南の国から一時帰国。
ここがあの南の国と同じ九州だということが信じられない。朝、カーテンをあけると吹雪だし・・・。
きのうの夜、帰宅したときはすっかり家中が冷え切っていて、暖房を入れても温度が上がらず、ぼっちゃんの唇もちょっと色が薄くなっちゃったりして、ここでぼっちゃんを育てていく自信を無くしかけた。
だが、それはちょっと疲れて鬱が入っただけで、今日一日を何とか乗り越えて、まぁ、確かに寒いけど、何とかなりそうだ。たぶん。
ぼっちゃんの一ヶ月検診は特に異常なし。安心した。
病院まで送った後、僕だけ自宅待機で待っていたが、何かわからないけど異常があったらどうしよう、などと考えていたら鬱になってきて、思わずCDをかけてしまう。
重ねてあったCDの一番上にあったフルトヴェングラーのベト9(1951年のバイロイト盤)を大音量でかけた。気のせいかもしれないが、苦悩がダイレクトに伝わってきた。ベートーヴェンという人は、僕のような見ず知らずの人のぶんまで苦悩を背負ってくれているようにも思えた。フッ、大げさだな。
今日、はじめてぼっちゃんと一緒に浴槽で入浴。
ぼっちゃんも初めての温泉。
いままではベビーバスとかいう大きな洗面器みたいなやつでぼっちゃんを洗っていたが、ぼっちゃん、意外とプカプカ浮いて気持ち良さそうだった。
いま、ぼっちゃんは抗生物質みたいな薬を飲んでいるのだが、飲ませ方は、大人が指にその粉薬をつけて、ぼっちゃんに舐めさせるというものだ。
薬自体、お菓子みたいな味がするらしく、ぼっちゃんはガツガツと指に喰らい付いてくる!こちらの指を吸い込む力もすごい!このクスリについては、ぼっちゃんはほとんどジャンキーだ!
薬は自体は、駄菓子屋で10円ぐらいで売っているガムの懐かしい匂いがする。まさか、身体を良くするはずの薬でジャンク菓子の味を覚えることになろうとは・・・。