今さらながら、ここ数日のことを記す。

11月8日(木)
やっと発表原稿が出来上がる。ちなみに発表は10日(土)で、9日はほとんど移動日なので、実質のところ発表前日完成。もうすでにこの時点でかなりリスキー。もう先生にみてもらう時間がないので「もうブッツケか・・・」とあきらめていたら、「どうしたんだ?いつも事前に原稿送ってくるのに?」と先生のほうから電話・・・。す、すみません・・・。

先生と全体的な話をして、質疑応答で出そうな質問をいくつかを予想しあう。なんか談合っぽい。

ハンドアウトを50部と、事務局提出用の5部を印刷。パチンパッチンとホッチキスでとめる。
昼間にそれ以外の着替えだとか、歯ブラシだとかは用意しておいたので、とりあえず就寝。

11月9日(金)
出発。途中、エブリ・リトル・シング(ELT)が歌うマッキーの「冬が始まるよ」のカバーがラジオから流れてくる。秋晴れの午後の光と、その曲が妙に心に染みて、いつもにない感情の波が押し寄せる。車を運転しながら泣いている。疲れているのだろうか?

博多駅から新幹線にのる。さいきん新幹線好きなぼっちゃんに新幹線の写真を携帯で撮って送ったが、図鑑にのっている機種と違いすぎてわからなかったらしい。

大阪着。すこし迷ったがホテルに到着。夕飯を食べに淀屋橋を渡って梅田方面へと歩く。途中、道のすみっこにビニールシートが突然置いてあった。ちょうど近くで工事があっていたから、それの関係のものだろうと思って、素通り。

何気なく歩いていると、いつのまにか数年前に古本屋や中古CD屋を見てまわった梅田の駅ビルの中にいてビックリした。あまりに見たことある景色だったからデジャ・ヴュかと思った。

結局、神社のならびにある居酒屋でビールと串揚げを食べる。


(先生も同じ日に大阪入りして、ちょうど同じぐらいの時間に寿司屋で夕飯を食べていたらしいが、ちょっとぼられたらしい。ああ大阪。)


ホテルへの帰り、例のビニールシートがまだ道のすみっこにあるのに気づく。近づくと、人の足が出ている。工事とかじゃなくて、人が寝ているのだ。ああ大都会。この人にも、生まれたときには絶対お母さんがいたんよなと思うと、ちょっと切なくなった。

ちょうどホテルの真向かいにあるスタバでコーヒーでも飲みながら明日の質疑応答のシュミレーションでも考えようと店に入って注文すると、あと10分で閉店とのこと。
しかたなくテイクアウトし、ホテルの部屋で一人芝居のように鏡を見ながら「・・・ええ、そうですね・・・その点に関しては・・・」と身振り手振りを交えながらシュミレーション練習。

疲れすぎてなかなか眠れず。でも、とりあえず就寝。

(つづく)