どうも朝から何か調子が悪かった。机の上の電気スタンドがつかないし、CDも音とびする。電気スタンドはじきについたが、そんなものかとコリコリドイツ語を訳していると「こんにちわー」と玄関から声。玄関に行くと郵便屋が荷物を持って立っていた。ああ、サインしなきゃいけないから何か書くものとってこなきゃ・・・と反射的に踵をかえしたその瞬間、振り向きざまにドアに顔面から衝突。メガネ吹っ飛ぶ。ついでにレンズもコロコロと部屋の中を転がっていく・・・。ああ、テンプルが折れたかな、と思ったらそこは大丈夫でホッとするが、よく見ると、よりによって、嗚呼よりによって、レンズを囲むリブ部が切れている。元メガネ屋勤務の経験からすると、かなり致命的だ。


さっそくアロンアルファを買ってきてくっつけようとしたが、場所が場所なうえに、もしかしたら素材の関係かもしれないが、くっつかない・・・・。

CDの音とびといい、電気スタンドがつきにくかったことといい、なにか悪い悪い電気が帯電していたのかもしれない。

何か悪いことの予兆というものは、その悪いことが起こって、取り返しがつかなくなってからはじめて予兆として存在し始めるのかもしれない、と悠長に考えつつ、ああいうことがあるときはその後に何かあるんだよな、と過去の漠然とした記憶に触れる。

数年前に買ったフォーナインズのE-16。形も色もかけ心地も、今のところ自分にとってこれ以上のものはない。予備のメガネが何本かあるので、それらでとりあえず急場をしのいでいるが、なんだかフラフラする。


そういえば1月5日のことを書き忘れていた。
この日は宮崎の妻の実家近くにあるブックオフへ。この店のレベルはかなり高いので「宮崎はブックオフ・レベルの高い土地なのか?」と思って他の支店を回ったが、とくにそうではなく、この店が特別そうみたいだ。

妻はここの100均コーナーで池波正太郎の「剣客商売」、「仕掛人藤枝梅安」シリーズをいくつかゲットし、僕も古本屋用の文庫を何冊か買った。