年明けすぐの仕事が一日だけあった妻の帰宅時間に合わせて宮崎へ出発。10時ごろに宮崎に着くと、もう夜中だというのにジャケットもいらないぐらい暖かい。一夜明けても、昼頃にはシャツ一枚でも十分なぐらいの暖かさ。セーターなんてとんでもない。気温も20度近くあったのではないだろうか。


1月4日
ふたごたち(5歳)とも久々に再会。さっそく遊び出すふたごたちとぼっちゃん。みんな揃ったところで初詣、写真撮影をしたあと、平和台公園のレストランで食事をし、戦時中いろんな土地から持ってきた石材で作られ、「八紘一宇」と刻まれたアンコールワット風の塔の前の芝生で遊ぶ。

さてもう帰ろうというとき、ふたごのお姉ちゃんのほうが「もっと遊びたかった・・・」と言ってなかなか帰ろうとしないので、「とりあえず一度家に帰って、時間があったら近くのロケット公園に行こう」となんとかなだめすかして帰宅。

途中、僕のすぐ後ろの車がオープンカーで、しかもサングラスをかけたゴツイおっさんが運転していたものだから、ふたごたちと「少しこわいね」と言い合う。そのうちその後ろの車は車線変更し、僕らの車の横をすごいスピードで通り過ぎていったら、ふたごたちが「追いかけて!」と騒ぎ出すので、とりあえずスピードを上げる。もちろん追いかけっこするほどのスピードはださない。「あ〜あ、いっちゃんたよ〜」とふたご。車を降りる際には「車の中、大掃除してくださ〜い」と吐き捨てていった。

「時間があったらロケット公園に行こう」という言葉をしっかり覚えていたらしく、気づくとすでに外出準備をしているお姉ちゃん。いささか、妹のほうとスケジュールの組み方で諍いがあったが、後で合流するということで、僕とお姉ちゃんとでロケット公園へ向かう。

合流後、落ちていたBB弾をふたごの片方が見つけたのをきっかけに、みんなでBB弾探し。探しているあいだ、僕に「クソジジイ」だの、「白ヒゲジジイ」だの意味不明な罵詈雑言を投げかけて、そういう汚い言葉を大声で叫ぶことが楽しくなって一段とハイになるふたごたち。

2人が同じ数だけ持っていれば問題が無いのだが、例えば一人が新しく見つけて10対9というふうに数のバランスが崩れると途端に数の少ない方が機嫌を崩す。

僕はふたごに気づかれないようにBB弾を拾い集め、両者の数のバランスが壊れるとポケットから一個BB弾をこっそり落とし、「あっ、あったよ!」と言ってふたたびバランスを戻す。なかなか子どもの引率も疲れる。そうこうしているうちに結局両者の持っているBB弾はそれぞれ30個になった。うち一個は僕が拾ったボタンだが、それも一応BB弾一個分としてカウントされている。
それだけ必死になって集めたのに、次の朝、「あたしのBB弾知らない?」と聞かれて、ちょっと脱力した。


4月にまたフリマがあるらしいので、今度もまた古本屋を出す予定。前回はあまりにも何も考えなさすぎたが、目下、町で唯一岩波文庫が買える店を準備中。といってもブックオフの100円均一棚をあさっているだけだが。今度はブックカバーや蔵書票などオリジナルグッズも用意しようかとも考えている。