締め切りギリギリ。酷い。でもなんとか論文が出来上がった。
今回は文字数制限がすごく厳しくて、「文字数オーバーでページ数が増えた場合、1ページにつき○○○○円の追加出費です!うちの学会もやりくり大変なんです!」とか「オーバーしている人の原稿はこちらで適宜カットするか、場合によっては掲載を見送ります!」とかなんか、マジ怖い。

前回は掲載を許可されず、今回2回目のチャンレンジで掲載決定となったので、このチャンスはどうしても逃がしたくない!なので、規定数3000字(註含む)に対して5000字近く膨れ上がった原稿を、とにかく鬼の形相で削っていく。特になんだかプチ・ロマン派な表現をしているところとかは逃がさず削り、書き直す。もう最初の形をほどんどとどめていない章もあるが、とにかく、不必要なところや重複を削っていく。

このごろわかってきたのは、削ると言っても、ただ文字数を減らすのではなくて、問題となっている箇所をギリギリと研ぎ澄ましていく感じだ。鉛筆削りのイメージに近い。

でも、やっぱり内容的にすこし甘かったかな?というところもなくはない。最後のところで、「これについて論じるとなると、あと2.3本別に論文書かんといかんやろ」というような問題が出てきたが、今回は、アウト。そして、また新たな戦いがはじまる。

だんだん膨れていく論文を読み直しては「なんか面白くないなぁ」と思っていたが、直していくうちに愛着が湧いたというか、「いや、なかなかおもしろいじゃないか」と思えるようになってきた。文章の集中度としては、先月別の学会に提出したもののほうが上かもしれないが、今後の可能性とか、問題設定とか、未消化な部分もあるけどなかなか広がりがありそうだ。手前味噌だが。

ぼっちゃんは熱も下がったので、今日は登園。保育園に着くともうみんな畑に行ってジャガイモを掘っていた。さっそくぼっちゃんも帽子をかぶり、畑へと向かう。しかし、ぼっちゃんにしては給食のとき食欲がなかったらしい。


最近、ぼっちゃんの寝る前の絵本読み聞かせを妻がやっているあいだ、こっそり読んでいる本。

ひかりのあめふるしま屋久島 (幻冬舎文庫)

ひかりのあめふるしま屋久島 (幻冬舎文庫)

最近、『根を持つこと、羽をもつこと』というエッセイ集を読んで、久しぶりのランディ・ブーム。この本の広島での話で、平和式典のときにいいたあの大勢の人たちはどこにいったんだろう?と地元の記者に聞くと、さぁ、みんな長崎に移動して行ったんじゃないですか、という答えが返ってきて笑えた、という話があって、僕もこの答えに思わず笑ってしまった。