今日も早朝から某官公庁の職員と勘違いされる。どうでもいいけど、困っているのはほんとうに気の毒だと思うし、僕も数ヶ月前までは同じ境遇だったから何とも言えないのだけれど、上から目線で指図するのはやめてほしい。ほんとうに書いてあること以上のことは知らないのだ。

今日は重要な会議があって、午前中は僕一人が事務所で留守番。会議が終わってメンバーが揃うと、すっかりピリピリ・ムードも空中霧散。午後は電話の対応をしたり、アドビのフォトショップとかいうソフトで同系列別店舗のポップ(っていうのかな?)を作ったり、エクセルで書類を作ったりと、サラリーマン・プレイでまったり時間を潰す。

少し前から頭の中でリフレインしていた(というこの言い方の古いな)単語、もっと正確に言えば人名がパレストリーナ(1525?-1594)。どこで頭に入ってきたのかは不明。ただただ、パレストリーナパレストリーナ・・・と妙にひっかかっていた。
先日、中世とルネサンスの楽器のCDを買ったときに一緒に買ったパレストリーナのCDがとてもいい。モテットなどの多声合唱曲がほとんどだけれど、こういうのがいいと思うようになったのが歳をとった証拠か。やはりもう若くない。

ふと、エヴァンゲリオンの映画が新たに作られたことを知った。
エヴァンゲリオンって、学生の頃、ちょうど流行ったので一応、第一話から最終話まで、知人からビデオを借りてみた。
確かに、90年代以降、この作品の持つ意味は大きいし、映像的にも斬新で、あれだけ登場人物の心象風景を描いて、そしてあれだけ暗い作品というのもなかなかないだろう。きっと、アニメ史、もしかすると日本の表現作品史にも残るかもしれない作品だということは認めるが、最後まで、登場人物の誰に対しても、共感も感情移入もできなかった。
もちろん、共感や感情移入ができるかどうかは、作品の価値を決めるに際してほとんど意味はないと思うが、今回の映画版の予告編を見ると、なんだかまた見たくなった。

最後に見たのが約10年前。今みると見方もだいぶ違ってるかもしれない。