ほんとに次の日、ドコモから新品の同機種(同カラー)が送ってきた・・・。どれだけ奴隷をこき使ってるんだドコモは・・・。

中はこんな感じ。それにしても携帯電話とその電池を送るにしては箱がデカすぎないか?

同封されたこの封筒に古いほうの機体と電池を入れて返送する。ドコモショップでも「ポストに投函してもらえば結構です」と言われたが、そんな軽いノリでほんとうにいいのだろうか・・・。

奥が新品。手前が旧機体。まったく同じものが二つあって、なんかへんな感じ。待ち受けや着信音もそのまま同じものに設定したから、ほんとまるでコピーのようだ。

左が旧機体。右が新機体。



機種もカラーも同じ。そして中の電話帳や写真フォルダなど、データも同じ。(すべてのデータ以降はmicroSDカードであっさりできた。一度FOMAカードを新しいほうに入れ替えてもエラーが出て焦ったが、接触の具合だったらしく、電源を切って、カードを入れなおしたら大丈夫だった。)
遠目には見分けがつかない。強いて言うなら、旧機体のほうはさすがに4年以上使っていたために、小さな傷があるのはもちろん、新品にくらべると色がすこし飛んでいる気もするが、そんなことは些細なものだ。
明日からも「まったく同じ機種・同カラー」の携帯電話を使っていくことになるだろう。しかし、なんとも奇妙な「同一性」である。「同じもの」だが、これは今まで使っていたものとは違う。
ウニャ子が生まれる前から、それどころか長男の成長と共にずっとあったものだと思うと、いくら「同じもの」が新しくやってきたとはいえ、この機体と別れるのは寂しい。思えば、この携帯をもって学会とか出雲神社とか、ほんとうにいろんなところに行った。あまり性能はよくないとはいえ、この携帯のカメラでずいぶんたくさん子どもたちを撮った。小キズの一つ一つがそんな思い出の蓄積のようにも思える。
封筒に入れる直前に、旧機体の中身を初期化した。データはすべて新しいほうに移行して残っているはずなのに、なんだか複雑な気持ちになった。やっぱりこのあたりが「アナログ世代」の無駄な感傷というやつだろうか。