朝晩は涼しいを取り越して少し肌寒い。夕立らしい夕立も来なくなった。虫の声もいつのまにか蝉の声から秋の虫に変わりはじめている。

ずっと子どもが家にいる夏休みもだいぶ個人的に限界がきはじめているが、彼の夏休みももう一週間を切っている。(田舎の夏休みは短いのだ。)

きのうはお昼から妻が市内(とっても駅を超えた山のほう)に用事があるというので、ウニャ子の保育園を早退させ、みんなで下山。僕と長男は途中、熊本近代文学館で降りて、開催中の「漫画王国熊本マンガミュージアム展」へ。

「ワンピース」(すごく世評が高いようだが未読)の小田栄一郎や「ストップ!!ひばりくん!」の江口寿史、「ケロロ軍曹」の吉崎観音、「ぴゅーと吹くジャガー」のうすた京介、「あさりちゃん」の室山まゆみ、そしてうちの子供らがアニメも大好きな「夏目友人帳」の緑川ゆきなど、熊本出身ならびに縁のある作家が取り上げられていた。

展示スペースも、マンガ自由閲覧コーナーもちょっとせまくて、「マンガミュージアム」っていうほどでは・・・というのが正直な第一印象だが、これは建物の関係で仕方ない。
しかし、マンガの展示というのは難しいなぁとあらためて思った。思い入れのある作家の直筆原稿ならぐっと見入ってしまうが、やはりマンガは「読んでなんぼ」なものなので、一ページだけ展示してあってもよくわからない。

しかし、個人的には「ガンスミスキャッツ」の園田健一が熊本出身だったことがちょっとうれしくも驚きだった。しかも直筆原稿も展示してあって、「やっぱりうまいな〜」と当たり前の観想を抱いてしまった。
自分自身、けっしてガンマニアでも、カーマニアでもないのだが、園田健一の絵はすごく好きだった。(話の内容はよく覚えていないが・・・)
と思っていたら、並木坂にある古風な店構えが印象的な朝鮮飴の「園田屋」が実家なのね。あ、またなんか「ガンスミスキャッツ」読みたくなってきた・・・。