音楽

ブランデンブルグ協奏曲は大好きなので何種類か持っているのだが、パブロ・カザルス指揮/マールボロ音楽祭管弦楽団の演奏は素朴だけど歌に勢いがあって大好きだ。

Brandenburg Concerti 1-3

Brandenburg Concerti 1-3

僕がもっているのは去年再発売されたヴァージョンで、ボーナストラックとしてリハーサル風景が収録されている。

カザルスが「ティララ〜」としきりに歌って指示するのだが、ときどき笑い声がする。何を笑われてるんだ?

確か、カザルスの「ブランデンブルグ協奏曲」については村上春樹が「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」でも触れていた気がする。

古楽演奏に慣れてしまった今日では、演奏もモロにモダン楽器風だし、チェンバロのかわりにピアノが使われているのがちょっと不思議な気もしないではないが、そんな小さなことはどうでもいいぐらい、ルドルフ・ゼルキンのピアノが素晴らしい。とくに5番でのソロは思わず何度もリピートして聞いてしまう。