興味あり。

昨夜はからくりテレビが終わった後、すべての局で選挙の番組が始まったので、昼間にビデオに録画しておいた「元祖!でぶや」を見る。

尋常ではない、夢のような板チョコが出てきた。できればまるごと頂きたい。

9時になっても選挙番組は続くようなので、NHK教育N響アワーを見る。今回はガリー・ベルティーニ特集。司会のオッサンの寒いダジャレにブルッとなりつつも、結局最後まで見てしまった。

ベルティーニといえば、僕が学生の頃、当時僕が住んでいた街にも外国(ケルン?)のオーケストラと一緒に来てマーラーを演奏していった。

番組の前半はストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ組曲で、後半はマーラー交響曲第3番の最終楽章にあたる長大なアダージョ。ものすごく内面的で凝縮された表現が素晴らしかった。こうやってみると、指揮者にはダンスの才能がいるのかもな、とちょっと思った。

この曲を始めて聞いたのはもう10年ぐらい前になるが、入学願書をもらいに行った帰り、学校の近くの喫茶店でコーヒーを飲んでいたときだった。そろそろ帰ろうかなというときに、ちょうどラジオから流れてきた。確か、朝比奈隆と大阪フィルの演奏だったと思う。この曲が終わったら帰ろうと思っていたらずいぶん長くて(30分ぐらいあった気がする)、なかなか終わらないなぁと思いつつも、あぁ、良い曲だな、と思った。捉えどころは無いんだけど、そういう捉えどころを捉えようとするケチな心根をスルリとかわすような、音楽というのはこういうものなのかな、と思った気がする。


そんなことを思い出しながら、自分の持っているバルビローリのCDで最終楽章を聞きなおした。

マーラー:交響曲第3番

マーラー:交響曲第3番

バルビローリのマラ3はベルリン・フィルとの演奏もCDで出ているが、そちらはまだ未聴。