昨日読み終わった本。

なるほどの対話 (新潮文庫)

なるほどの対話 (新潮文庫)

何を言っているのか掴みにくいというか、難しいところもあったが、大いに頷くところがあった。

河合 考えて答えを出そうというのは、あかんのですよ。
吉本 それがもう、どうしようもなくなった最後のときに・・・・。
河合 眠るんです。

なんか、それってわかる気がするわ〜。どうしようもなく悩んでいたときに、とにかく横になって眠っていた経験って、誰にでもあるんじゃないかしら(猫村さん風)。

河合 それが、若いときにはそういこと(眠りには再生の能力があるということ)がわからないでしょ。ぼくだったら、たとえば、原稿を書かないかん状況だとする。書かないかんけど、書けない。書かないかんと思って半分徹夜みたいなことをして、結局何も書けない。そういうとき、パッと寝たらいいんです。それがだんだん上手になって、ぼくはもう、いざとなったら、いつも寝ています。

吉本 いざとなったら、いつも寝る!(笑)

でも、僕の場合、ほんとうに最後の最後まで寝てしまって、「すいません、書けませんでした」となりそうで怖い。