sniff2006-03-14

今朝起きると雪が積もっていた。しかも吹雪いている。3月も半ばというのに真冬のような寒さ。

(前回のつづき)見積を出してもらうために店内にはいると、巻き髪のお姉さんがしゃなりしゃなりと出てきて「お飲み物は何にしましょうか?」とコーヒー、お茶、ジュースと選択肢をだしてくれた。これだけでもかなり非現実的な風景だったので、最初何を言われたのかわからなかった。しかし、「これが正規ディーラーというものか・・・」なんてことを思った。その日回ったいくつかの店の中には店員が出てもこなかったところもあったので、ほんとうに様々だ。でも、実はそういうところですでに買い手であるこちら側のセンサーが働いていて、値段や物の状態以上のものを読み取っていたりする。読み取っていること自体に気づかないことのほうが多いのだが、今回ばかりは僕一人で来ている訳ではないので、集合的無意識にビシバシとくるものがあったのか、見積をだしてもらっていったん店を辞したあと、長崎ダンナの車の中で「かなりよかったよね・・・」とみんなと語り合う。
実は午前中にも同じ車の見積を出したお客さんがいるらしい。車の中で「先を越されたら悔しいよね」とか話しているうちに長崎のダンナの飛び蹴りが決まって、あれよあれよと買うことに決めてしまった。
踵を返すようにユー・ターンし、スルスルと正式に購入の手続きを済ませてしまった・・・。ほんとうにこの日はどんな種類の車があって、どれくらいの値段で、どんなものを選んだらいいのかを学ぶためぐらいな気持ちでいたので、この日に買うことになるとは思わなかったが、後日自分たちだけでいざ買う車を決めるということができたかどうかは、果たして疑問だ。しかし結果として、今回の買い物については「あれでよかったのかな?」という迷いが全く無いということがすごいことだと思う。きっと、そういう日であり、そういう流れだったのだろう。
車も決まって、清々しい心持ちで予約していた焼肉屋へ車を走らせる。予約していた時間よりもだいぶ遅れてしまったが、行ってみると大宴会中でうちと友人夫婦んちのぼっちゃん2人が泣き叫んでもぜんぜん聞こえないくらい賑やかで、なんだかよけいに心が明るくなった。各人がご飯(大)を完食。そして最後にお味噌汁を頼むときに各家庭でご飯(中)を追加で注文し、焼肉のタレと生卵で卵ごはん。

今日は車の納入に必要な書類に実印を押し、印鑑証明を添えて車屋へ郵送した。なんだか、こういう些細な手続きの一つ一つが、「あ〜、あの赤い車がうちに来るんだ・・・」という予感を現実的にしていくのだろう。


夜になって、文章をひとつ書き終える。A4で2枚に収まる程度というのは、書いているとあっという間にすぐ制限字数に達してしまう。しかも、書き終わってみると書こうとしたこととぜんぜん違う話になっていた・・・。まるで別の人が書いたみたいだ。しかし、それはそれで困るというか、う〜ん、どうしよう。とりあえず一晩寝かせて、明日の朝また考えてみよう。

今日の夕食は湯豆腐鍋。山芋スライス。