仕事してないんですか

夕方、ぼっちゃんを散歩させていたら近所の中学生に「仕事してないんですか?」と聞かれた。しいていえば大学院生で、現在休学中かつ育児中で、その一方論文集に載せる原稿を書いたり、学会の発表の準備をしたりしているのだが、どこからどう説明していいのか、話が長くなりそうなので「まぁ、今のところはね・・・」と答えた。すると中学生は「はぁ。今のところは、ですか。」と言ってぼっちゃんにバイバイして去っていった。

きのう約2ヶ月半ぶりに髪を切る。

かれこれもう5,6年ほど妻と一緒の美容室に行っているので、先に妻が切ってもらって、入れ替わりで僕が店に行き、ぼっちゃんを妻にまかせて、そのあと切ってもらった。

街に来たのも久しぶりな気がするが、コーヒー豆を買い、比較的マンガコーナーが充実している本屋へ行き、のだめの最新刊付録付きをダメもとで探しに行く。


あッ、あるじゃん!予約しないと買えないと聞いてたけど、山積みになってる・・・。

のだめカンタービレ(15) 限定版 (プレミアムKC)

のだめカンタービレ(15) 限定版 (プレミアムKC)

コミックスの5巻だか6巻にでてきたマングースのかぶり物(のだめ作)のぬいぐるみというわけで、ピアニカを持って、へそのあたりを押すと「ギャボ」と鳴きます。


あっというまにぼっちゃんのお気に入りになりました。



最近買った本。


雷蔵、雷蔵を語る (朝日文庫)

雷蔵、雷蔵を語る (朝日文庫)

先日、一週間ぶっ続けで市川雷蔵の映画を衛星映画劇場で見て以来、なんだか市川雷蔵が気になる。
37歳という若さででこの世を去った名優というぐらいのことしか知らなかったが、買ってページを繰ると、いきなり三島由紀夫の「雷蔵丈のこと」という文章が。そういえば映画化された三島作品(『剣』、『炎上』〔原作は『金閣寺』〕)にも主演していたから、両者には何らかの交流があったのだろう。この本によると、『獣の戯れ』、『春の雪』の舞台化あるいは映画化を市川雷蔵自身が企画していたらしい。それが実現していたら、どんな作品になっていたのだろう。

芝居の仕事、映画の仕事、特に演技者の精神世界には独自の興奮と孤独、はげしい喜びと寂しさがつきまとふ。ふつうの人の精神生活が、たとえばビルの一階と五階の間で営まれてゐるならば、俳優のそれは、地下五階と地上十階の間で営まれてゐる。・・・俳優はそれを一生つづけなければならない。そこに俳優の栄光と悲惨がひそむが、同時に、いつまでも若くてゐられるといういふ一得がある。
 雷蔵丈が、この若さを単なる武器とせずに、それを一つの地獄の運命と考へ、そこに賭ける覚悟を固めるときに、ほんたうに偉大な俳優への道がひらけるのだと思ふ。(p.29)


そして他には

身体を通して時代を読む (木星叢書)

身体を通して時代を読む (木星叢書)

子どもは判ってくれない (文春文庫)

子どもは判ってくれない (文春文庫)