変わってない

雨が降っているが街へ。

妻がセールの店を物色しているあいだ、ぼっちゃんをベビーカーに乗せてアーケードをウロウロ。高校を出た18歳のときにやって来たこの街を、いまぼっちゃんと歩いているというのがなんだか不思議な気がしたが、まぁ時間が流れたということなのだろう。

ぼっちゃんと2人で古本屋やタワーレコードを見てまわる。やってることは18の頃からぜんぜん変わっていないけれど、そんなことを相変わらず、しかもぼっちゃんとやっているということが、やっぱりある意味で驚異だ。18から20代前半のあの頃、時にはクサクサした気分で歩いたこの街のこのアーケードを、約10年後にぼっちゃんをベビーカーに載せて歩くことになるなんて想像できただろうか?



本屋で本を買う。

クオリア入門―心が脳を感じるとき (ちくま学芸文庫)

クオリア入門―心が脳を感じるとき (ちくま学芸文庫)

帰り道、ラジオをつけていると坂本龍一のラジオがはじまる。NHKの「サウンドミュージアム」という番組らしい。家に帰ってラジオをつけて続きを聞くが、うちはなぜかNHKラジオの電波が入りにくい。ノイズをかいくぐって、なんとか聞いているという感じ。どうも中沢新一がゲストらしいけど、ノイズで話の内容はぜんぜんわからない。などといっているあいだに、元ちとせの「死んだ女の子」が流れてきた。