ただ走るだけ
散歩コースにある銀行跡の駐車場に、普段からどうも嫌だな、と思っている人の車が停めてあった。
左サイドに大きな傷と凹みがあるのはちょっと前から知っていたが、今日、近くを通るときによく見ると、あちこちにぶつけた跡や擦った跡。ろくに直しもせず、部分的に補修ペイントかなんかで塗ってあるが、それにしても傷や凹みだらけ。僕の好きな車種なだけに、ちょっとショックですらあった。
なんだかこの人のことが嫌いな理由がわかった気がした。たとえ道具だとしても、こういうふうに物の扱い方をするひとだということだ。
お前のプジョー206は泣いているぞ。
午後、車のエンジンオイルを換えて帰宅した直後、黒い雲がモクモクと立ち込めてほんとうに夜になったのかと思うぐらい真っ暗になる。遠くで雷の音が聞こえる。雲がグルグルとうごいていくのをぼっちゃんと橋の上から眺めていると雷がだんだん近くなってきたので家に入ることにした。
するとぼっちゃんが何だか眠たげ。抱っこして寝かしつけていると今日はすぐに眠ってしまった。眠ったぼっちゃんを抱っこしたままリズムをとっているとパチンコ玉ぐらいの雨粒がいっせいに落ちてきた。雨がカーテンみたいになって窓の外が白くかすんで見えない。
雷はますます近くなって、いなびかりがハッとするぐらいに鮮明になる。一度おそらくかなり近くに雷が落ちて、そのときのすごい音でぼっちゃんが起きかけるがギリギリセーフ。
久しぶりにシングルCDをレンタル。
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DEATH NOTEという映画の挿入歌らしいが、映画のことはよく知らないけど、それを抜きにしてもやはり今回もはまった。しばらくヘビロテになりそうだ。
一曲目の「真夏の夜のユメ」は冒頭の
ぼくは孤独でウソつき
いつもユメばかり見てる
というところで、あれれ〜と吸い込まれてしまった。
二曲目の「秘密結社」の
君にも一人くらい 許せない奴がいるんじゃない?
「いないことないけど・・・今さらもう、どうにもならないし・・・」
“名前と住所ってすぐわかる?
まずは近い奴から成敗しよう・・・”
という箇所になんだか共感。
三曲目の「真夜中の貨物列車」。
何を運んでいるのでしょう?
本当はぼくも知らない
ただ走るだけ 誰かが待ってる
ずいぶんと大事なものらしい
ただ走るだけ。そう、ただ走るだけでいいのかもしれない。目的だとか成果だとか、そんなこと気にせずに。でもそれってすごく幸せなことなのかもしれない。いまの僕には、ただ走るだけ、ただそれだけのことがものすごく崇高にすら感じるんだ。