硫黄赤子
きのう、館長の個展を見に市内のギャラリーへ。
ギャラリーのひとにアピールするぼっちゃん。「きれいな赤ちゃんですね。あせもとかぜんぜん無いし。」と言われてうかれるぼっちゃん。
毎日硫黄の温泉に入ってますから。風呂上りは硫黄の香りがする赤ん坊ですから。
市内で用事も早めに済ませて帰宅中、ラジオを聴いていた。今日はさっきまでいた市内デパート内サテライトスタジオからの生中継。
何気なく聞いていると「今日は、5時過ぎにスペシャルゲスト、スガシカオさんが生出演で〜す」って・・・・
ええっ!?ス、スガシカオ!?き、来てたの?
思わずそのままハンドルをグルグルッとまわしてUターンしようかとも思ったが、なんとか抑えた。
今日は朝から妻が出張。今日はお昼にも帰ってこないし、夕方帰る時間もいつもより遅くなる。なので今日はほんとうにぼっちゃんと男2人きり。
こういう日は、ほんとに開き直ってぼっちゃんに合わせるしかない。
はじめはどんなことになるだろうと思っていたが、お昼ご飯もなんとかクリア(散歩のとき買ったありずみのミルクパンを刻んで、ミルクをかけたもの。ぼっちゃんの大好物。)
散歩の疲れもあってか、そのうち眠りに落ちるぼっちゃん。
僕は寝かしつけているあいだに汗だくになったのでTシャツを着替える。
途中だった『カラマーゾフの兄弟』を読み進める。中巻も残り20ページほど。この夏に読み終えるか?フョードロヴィッチ?
今日は7時から「ほん怖夏休みスペシャル」があるので早めにお風呂へ。
ぼっちゃんと汗を流す。汗くさい父と子。
風呂から帰ると、妻も帰ってきていた。
「ほん怖」、ほんとうに怖かった。怖くなりすぎるとぼっちゃんの笑顔で気をまぎらす僕と妻。
読了した本。
- 作者: 水木しげる
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1996/07/22
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個人的には一章の「奇妙なものみてある記」、4章の「幽霊・付喪神のたぐい」が興味深かった。
熊本にはなんでも半人前にしかできない「はんぴどん」という神様がいるらしい。
そういえば宮崎に行く途中に通るえびのには「たのかんさあ(田の神さま)」というとぼけた神様の像がたくさん立っている。
しゃもじと茶碗を持った福の神のような容姿に僕はなぜか惹かれる。えびのを通るたびに、宮崎は「たのかんさぁ」をもっと前面に出すべきだと力説すると妻に変な顔をされる。