いつもお風呂で会うレストランのご主人と奥さんのところのお孫さん(ぼっちゃんのほうが2週間ほど早いがほぼ同時期に生まれた女の子)が帰ってきているというので、昼食がてらお店へ伺う。
狭い山道をソロソロと上がった山の上にその店はあるが、秋晴れの今日のような日にはとくに気持ちがいい。
まだお孫さんはお母さんと外出中だということで、お昼を食べながら待つことにした。妻はジェノベーゼ・ソースのパスタ、僕はパンチェッタのカルボナーラを注文。ここのジェノベーゼソースはとても美味しいので妻にすこし食べさせてもらう。


そうこうしているうちにお孫さんたちが帰ってきて、うちのぼっちゃんと久々にご対面。最初はお互いに緊張して一方が泣きだすとと片方ももらい泣きしたりしてうまくコミュニケーションが取れなかったが、だんだんと同じ動きをしたり、それぞれが特異な動き(技)を繰り出したりと調子が出てきた。


ふだん同じ年頃の子と遊ぶことってなかなか無いので、こんなふうにちっちゃい奴らが遊ぶことができてほんとうに良かった。ちょっとぼっちゃんのほうが貫禄負けしてたけど。


帰りに焼き栗と黒砂糖のケーキをお土産にもらう。(夕食後に珈琲入れたときに食す。美味しかった。)



家に帰ってから、僕も妻も激しい眠気に襲われる。妻は爆睡。僕はうつらうつらしながらぼっちゃんを目で追う。けっきょくぼっちゃんは眠ることなく一人で部屋をガサゴソガサゴソと這い回り、棚から本をぶちまけたりしながら一人で遊んでいた。

しかし、さすがに小一時間もするとぼっちゃんも一人遊びに飽きてきて苦情を訴えてきた。そこで、散歩に行くことにした。
もう夕方だったのでずいぶんと涼しかったが、いつものコースをブラブラと歩いて帰宅。

途中、本屋で梨木香歩の『家守奇譚』が文庫になっているのを見つけて購入。
もうこの本は図書館で借りて読んだが、あんまりすばらしかったので文庫ででも手元においておきたいと思ったのだ。

家守綺譚 (新潮文庫)

家守綺譚 (新潮文庫)


そういえば昨日、スティングの新譜と一緒にビル・エヴァンスのピアノ・ソロのCDも手に入れたのだった。編集もののようだが、演奏時間が10分を越える「ダニーボーイ」なんかは危ういぐらいリリカルだ。
どちらも秋にあう気がする。