どうも熱があるらしいぼっちゃん。計ってみると38℃。
昨日の夜中じゅう、ずっと激しく甘えっ子モードだったらしい。

朝になっても妻から離れないので、今日は妻も仕事を休んで、ぼっちゃんとともに休養。

妻が職場に休む旨の連絡をすると、ぼっちゃんがニーッと笑った。


もう今年も残り一週間ほど。にもかかわらず、まだ大掃除もなにもしていない。ふと近所の家をみるとカーテンまで外して洗っている模様。ちとアセル。

しかし、かなりギリギリだったが『カラマーゾフの兄弟』の年内読了という目標を達成した。なんだか巨大な作品すぎてどういえばいいのか分からない。3兄弟たちの顛末がどうも中途半端な気もしないではないが、ドストエフスキー自身は続編も考えていた(が、その死によって中断された)らしいので、それはそれとしても、ひととおり読んだがまったく全貌がつかめない大宇宙のような感じだ。
いつか、また読み返す日が来るような気がする。


カラマーゾフの兄弟』を読み終わったところで、いま読んでいるのは『赤毛のアン』(新潮文庫村岡花子訳)。
すこし古めかしい訳だが、逆にその古風な感じが良い。

いまNHKのBS2でお昼からアニメの再放送があっていて(今度の月曜で最終回だけど)、すこしハマッているのだ。

子どもの頃は、もっと大人が意地悪で、なんだか子どもってつらいよなって話のように思っていた(それは実際の生活の中でお前が思っていたことだろと言われるとなんとも返答しようがないが)。
しかし、改めていま観てみると、ユーモアと強さと、愛と、人生における大事なものごとが実に詩情豊かに描かれているではないか。ときどき妻が「女の子ってそうなのよ〜」というところが、元男子の自分にはよくわからないが、どうもそうらしい。

とにかく、今時のアニメにはみられない絵の美しさ、ナレーションやセリフの言葉づかいの美しさ。主題歌やエンディングの歌、挿入歌もすばらしすぎる。

いま盛んに教育再生とかなんとか偉い先生や評論家がいろいろ言っているが、はっきり言って、そんな政策方針だとか何とかよりも、こういうアニメを各民放が放送した方がよっぽど良いのではないか、と妻と語り合う。


しかし、いつのまにか主人公のアンではなくマシューやマリラに感情移入して見ているところが、親になったというか、時が流れたということなのだろう。

赤毛のアン(10) [DVD]

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