きのうの朝、ぼっちゃんが二度寝
二度寝って気持ちいいのはわかるけど、今から保育園に行くんだよ・・・。

なんとか目が覚めたぼっちゃんを着替えさせたりご飯を食べさせたりして、保育園へと向かう。


「遅くなってすいませ〜ん。二度寝しちゃったものですから」と言ったら、どうやら父(僕)が二度寝したと保母さんたちは思ったらしい。

二度寝したのはぼっちゃんですから・・・。

それにしても、保育園に行く子どもをほったらかしにして二度寝する親とは・・・確かにちょっと問題があるかもな。


この日は午後から先日出産した知人を病院に尋ねることになっていたので、ぼっちゃんを給食が終わったぐらいの時間に迎えに行く。

そのまえに、「あと1時間ぐらいあるから」と思い、最近の雪で泥だらけだし、生まれたばかりの赤ちゃんに会いにいくのだからと洗車し、ワックスをかけていると、ちょうど帰ってきた妻が「もう時間だよ」というので、残りの向かって右半分にワックスを塗るのを諦め、出発。もしワックスが青だったらキカイダーだ。「もしワックスが青だったら」という想定自体、意味不明だが。


僕が住んでいる町でも気温が15℃ぐらいあったので、山から下りると20℃近くあった。
すこし早い春の訪れというか、もう初夏の陽気だ。たまらん。

帰りにショッピングセンター内の紀伊国屋に寄ると、思わず目に入って買ってしまった。

啓蒙の弁証法―哲学的断想 (岩波文庫)

啓蒙の弁証法―哲学的断想 (岩波文庫)

うわっ、こんな本が文庫になったんだ。と一瞬思った。
昔、ハードカバーの偉そうな本だった頃パラパラと読んだ限りでは、啓蒙ということが、結局のところ実際は野蛮で残酷な状態を生み出してしまうというパラドクスに転げ落ち、そして啓蒙自体が啓蒙そのものを破壊してしまう・・とか、そういうことが書いてあった気がするが(うろ覚え)、最近の個人的実感から言い換えると「よかれと思ってやってあげてるんだから」なんてこと言う人たちほど怖い、ということだろうか。たぶんちがうだろう。

せっかく文庫になったことだし(?)、ちゃんと読んでみようと思う。

そういえば『アンチ・オイディプス』も『意味の論理学』も文庫になっていたな。よく考えるとすごい時代だ。