このあいだ触れたぜんまいざむらいについて思ったのだが、要するに、われわれ一人一人が、もっとぜんまいざむらいになればいいんじゃないか。

つまり、ぜんまいがキコキコ巻かれたら、そのエネルギーでもっとぜんまいが巻かれるようなことをやればいいんじゃないか。


作品では、一応設定上、108の善行を積んで人間に戻るという目的があるのだが、そういう目的を達するかどうかはある程度どうでもいいことで、どうしたらぜんまいがキコキコするかということを、自分と他人と世界のなかで考えつつもやっていくということ、とにかくぜんまいキコキコして生き続けることが、作品全体のテーマであるような気がする。

朝から何を書いてるんだろう?

でも、ぜんまいざむらいは決して人を傷つけない。
「必笑!だんご剣!」によって刀からくり出される団子を食べると、食べた人は気持ちが優しくなって「ああ、そうだよね、迷惑かけちゃいけないよね・・・」となってしまう。


それを子ども番組特有のヌルさと思うかどうかは個人の考え方の違いだが、ブンガクやゲイジュツの持つ力には、そういう部分がないといけないのではないだろうかと思う。

また師匠が増えた。