パッパ〜パパッパ〜パ・パパパパパパパ〜とグールドがゾウの前で歌った歌声が妙に耳に残っていた。

なんだっけこの曲、マーラーだってこと思い出せたけど、う〜ん、とそんなことを悩んでいたこともすっかり忘れたころに思い出した。
「さまよう若人の歌Lieder eines fahrenden Gesellen」の第二曲、「今朝、野道を行けばGing heut'morgen ubers Feld」だ。

なんか、CD持ってた気がすると思って探すと、あった。
しかもベトベンの交響曲3番のカップリングだったのであやうく見落とすところだった。

数年前、駅構内の中古CD・ビデオ・ワゴンセールコーナーで見つけたものだ。
曲名と、フルトヴェングラーウィーンフィルとアルフレート・ぺルという人と一緒に1952年の10月30日に録音したということと、VENEZIAとかいう会社名(?)しか書いてない妙なCDだけど、意外と音もいいし、最近のマーラー演奏に比べるとずっとロマンチックだ。

こういう得体のしれないものはともかく、ちゃんとEMIから正規のCDが出ているようだ。
しかも歌手はフィッシャー=ディスカウではないか!欲しいじゃないか!

マーラー:さすらう若人の歌

マーラー:さすらう若人の歌

もっとも、グールドが行ったのは野道というか、実際には動物園のけもの道なわけだが。

けもの道・・・すてきな響きだ。
けものが本能のままに(なおかつ理性的に)走り回ったあとにできる道。
けもの道自体もじゅうぶんにけものなのではないだろうか。


きのうの4時ごろ、午後から銀行に行ってなれない手続きをしたり、根詰めていろいろ本を読んだりしていたら急に眠くなった。
「ちょっと休憩・・・」と座ったまま机の上に頭を置くと、ほんとうにそのまま寝てしまった。気づいたら4時50分!

ああっ!ぼっちゃん迎えにいかなきゃ!寝過ごすところだった・・・。

のだめの最新刊もゲット。

のだめカンタービレ 17 (講談社コミックスキス)

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