新学期が始まってぼっちゃんの保育園生活が再スタートしたのだが、春休みや水疱瘡休みが長かったし、スタッフもほとんど変わってしまったしで、保育園に連れて行くと泣き出す。

車から降ろすと自分で歩いて入り口まで行くのだが、そこで「ハッ」と気づいてクルリと向きを変えて逆方向に歩き出すぼっちゃん。

とはいえ、保育園の先生が言うには、泣くのは最初だけで、すぐに泣き止んで女の子を追いかけ回すらしいので、それならそれでいいのではあるが・・・。

この4月から同い年の子たちがみんな他の保育園に転校してしまった。
その子たちの移った保育園は一番町中にあって、児童数も多く、うちからは歩いて10分もかからない。

ほんとうは、うちのぼっちゃんも移ろうと思えば4月からそこに移れた。手続き上も問題なく、僕らの返事一つで難なく移れた。送り迎えも車なしで行けて、こちらとしては楽なんだけど、今の少人数ではあるが、のほほんとした保育園の方がもうしばらくはいいような気がして、結局ぼっちゃんだけが残った。

いや、正確にはぼっちゃんともう一人の女の子が残った。ぼっちゃんはこの子を追い回している。ちょっと嫌がられているらしいけど。


最近、前々から考えていたことを実行に移した。
それは、天然酵母でパンを焼くことだ。以前にパウンドケーキ作りに成功したとき、「この調子ならパンもオレって作れるんじゃ・・・」と思ったのだ。

しかし30過ぎの男が何をやっとるんだ、と突っ込まれそうだが、なかなかうまく焼けた。


この写真は強力粉と全粒粉、水、塩、天然酵母液を混ぜてこねたもの。
ドライ・イーストを使えば1時間ぐらいで膨らんで、そのあとまたすこし2次発酵させてすぐ焼けるのだが、天然酵母だとちょっと時間がかかる。

天然酵母は、苺を煮沸消毒して冷ました瓶の中に水と砂糖と一緒につぶし入れて2〜3週間発酵させて育てた。
この季節、なかなか気温が上がらなくてやきもきしたが、瓶のフタを開けるとブシューとガスが出る音がする。香りはだんだんアルコールっぽい、甘いにおいがしてきてお酒のようだ。

うちの中はなかなか気温が上がらないので、昼間は車の中に置いて1次発酵させ、夜のうちにガス抜きし、型に入れ、そのまま朝まで2次発酵。

朝、家族で一番に起きてオーブンを190度で予熱して、45分ほど焼くとできあがり。
発酵時間やオーブンで焼く時間を除くと、準備には1時間かからない。


今回は3回目のパン焼き。

1回目、2回目の写真はどこかに行って見つからないが、だんだん上手になっている気がする。

酵母は、そのたびに減った分の水と砂糖と苺を注ぎ足して育てる。
3回目の今回は、オレンジを絞って入れてみた。

ちょっと後悔しているのが、2回目のパン焼きが終わった後、天然酵母パン作りをしている人のHPを参考にして、100パーセントぶどうジュースを入れたことだ。
よく考えたら、市販のものだから絶対に着色料とか香料、防腐剤が入っている。

そのことに注ぎ足してから数日後に気がついた。
そういう意味ではぜんぜん無添加パンではないが、まぁ、小さいことだから気にしない。