きのうの連絡帳に「○○ちゃん(女の子の名前)が大好きでちょっかいをだしてはやられていました。でも○○ちゃんが大好きです。」と書かれたチビ・ストーカーなぼっちゃんを送った後、スーパーによって強力粉を買い、家に帰ってからまたパンを仕込む。できれば今日の夕方に焼いてもっていきたいところがあるのだ。


きのうは久しぶりに実家へ。今回は訳あって僕一人。

ぼっちゃんを保育園に送ったあと、実家をめざしてダム横の山道や田んぼの中の道を車で走って着いたのがちょうど11時ごろ。途中、物産館みたいなところでその土地の名物の梅干を買っていく。

家ではまだ妹が二階の部屋で寝ていた。
あんまり妹の部屋の散らかり方が酷かったので半強制的に片づけをする。

一階に掃除機があったのを思い出して、ついでに掃除機をかける。掃除機は一昔前の、コードがシュルシュルっと戻るデカイやつだったのですこし重かった。

ひさしぶりに妹の部屋の床を見た気がした。

父はゴルフで外出中で、留守中に勝手にやって悪かったが、ついでに家中を掃除する。家中の窓を開けて空気を通す。


その後、妹と天神に行って、妹の知人が働く中華料理屋でランチを一緒にする。
店に入った頃、ちょうど他にお客さんがいなかったので、その妹の知人といろいろ話をする。というか、なかなか話上手な人なのでこちらは一方的に聞く感じだった。
いわゆる華僑というか(正確な定義はわからないが)もう長く日本に住んでいる人なのだが、中国の思想に興味はないかとか、魯迅ニーチェの関係や台湾についてはどう思うかとか、いろいろと話題の多い人だった。

中国の思想と言っても、マルクス毛沢東は別として、三国志(しかも吉川英二の)とか論語とか史記とか、そういうのしか読んだことない云々ということを僕が言っているとちょうど別のお客さんがゾロゾロと入ってきたので助かった。


店を出て、天神のすこし南、今泉のあたりを妹とブラブラする。
このあたりは小さな路地がいっぱいあって、小さいけれどおしゃれなお店も多くて面白い。でも、このあたりを歩くのはもう何年ぶりだろう。


妹と入ったタワーレコードで安売りになっていたので思わず購入。

Officium

Officium

14〜15世紀のチェコハンガリーの声楽曲(一部作者不詳の曲含む)を中心に編まれた、男性4人からなるヒリアード・アンサンブルとサクスフォン奏者のヤン・ガルバレクによる異種混合アルバム。

officiumというのはいわゆる教会や修道院などでの日々のお勤めとかいう意味で、オフィス(office)の語源だ。
すこしサクスフォンの音が前に出すぎな感じもしないではない、というような違和感を感じたのは事実だ。もし同じような企画ならバスーンファゴットのような、もっと低い通奏低音と共に歌われたらもっと良かったんじゃないかな、と思ったりもしたが、繰り返し聞いてるとなかなかこれはこれでいいなぁと思うようになった。

いわゆる「古楽合唱」という括りで聞けば、そこの現代的なサクスフォンの音を入れるなんて邪道だ、ということになるのだろう。
しかし、あくまでそういう括りを抜きにすれば、古楽的な声の響きと、時に切り裂くような現代的なアプローチのサクスフォンの音からなる現代音楽として、なかなか心に響くものがある。

ヤン・ガルバレクの演奏は、単なる通奏低音や伴奏にとどまらず、ときには合唱と対等に呼応するかのように即興性を失うことなく、その透明感とともに歌っている。