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きのうの朝、ぼっちゃんを送ったあと久しぶりにジョギング。
時間も惜しいし、車で町営グラウンドまで行こうかと思ったが、自転車でいくことにした。排気ガスを出して健康になりにいくというのもすこし気がひけたし、何よりも天気もよく空気も暖かいので、自転車でスイーと走りたくなったのだ。
とりあえずストレッチをして、筋トレをして、しばらくブランクがあったので初心にもどってウォーキング中心のメニュー。トラックをウォーキング5周、ジョギングで2周。距離にして約3.5キロ、時間にして30分ほど。
これから徐々にまた距離と時間をのばしていこう。
今朝、ぼっちゃんが僕の足につまずいてそのままコケた。
しかもちょうどテーブルの角に顔をぶつけて、唇のよこあたりをスパッと切ってしまった。
ドボドボ流れる血にワンワン泣き叫ぶぼっちゃんにこちらも気が動転しそうになったが、とりあえず妻に連絡して、病院に連れて行った。
病院へ向かう車中では、もうケロッとしているぼっちゃんであったが、最初に回された小児科で「大したことないけど、今日はちょうど外科が開いてる日だから外科に回しましょう」と言われ、そのまま外科へ。
といっても、隣の隣の部屋なので、そのまま外の待合室で待つことにした。
ぼっちゃんはケガしたことを忘れているかのように、インフルエンザか何かでグッタリしている子や他の科に来ているおばちゃんやおじいいちゃんの中を縫うように病院の中を歩き回る。なんだか逆に元気になっている気がするのは気のせいだろうか。
いよいよぼっちゃんの名前が呼ばれた。
外科というぐらいだからブラック・ジャックみたいな先生が出てきて「お子さんを助ける代わりに3000万円頂きましょう」とか「身体のキズは治せても心のキズは治せない」なんて言われたらどうしようかと思ったが、長身で優しそうな先生で安心した。
結局、そのままでもすぐに治るのだけれど、キズがもっと目立たないようにするために縫うことになった。さっきはばあちゃんたちの間を縫うように歩き回っていたぼっっちゃんだったが、今度は自分が縫われることになってしまった。
タオルを巻かれて、動かないように身体を看護婦さんたちにつかまれて縫われるぼっちゃん。
ほんとうに、お父さんのせいでゴメンね・・・。
家に帰って妻が、「仕事に行くとき、ちゃんとバイバイってしなかったのがちょっと気になって、何かあるときはこういうときにあるんだよな、と思っていたら電話がかかってきた」と言った。
僕も朝から心の余裕がなくてちょっと調子が悪かった。今思うと、何もかもが悪い方向へ向かっていた徴候だったのかもしれない。
晴れているうちに洗濯、と思ったが、洗濯が終わって頃はすっかり空が曇って薄暗くなっていた。