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最近、日々の用事やぼっちゃんで夜になるとガクンとスイッチが切れるように眠り込んでしまう。このあいだはぼっちゃんのオムツを枕に寝ていた。
うちの町もやっときのうで選挙が終了。まぁ、順当な人が通った、という感じで、特に感想もないのだが、狭い町ゆえ、誰でもいいがとにかく特定の候補者についてコメントするのははばかられる雰囲気がある。同じ苗字の家が多く、誰が誰を応援していて、誰が誰の親戚かわからないからだ。意外とものすごい近い親戚だったりすることもあるので、「○○って、本当にに選挙通ると思ってるのかな?」なんて話はちょっとできない。
まぁ、とにかく、選挙が終わった。
きのうはラジオ(町内ローカルFM局)をかけながら『風林火山』を観たので、いまいちドラマに集中できなかったが、由布姫の女優さんは、ちょっと演技が硬い気がした。武田晴信役の人も、最初はどうなんだろう?って思っていたけど最近はもうこの人じゃないとな、と思うようになったので、姫様にもだんだん慣れてくるかもしれない。
それにしても、このあいだ赤ちゃんは最強の武道家だということが分かったと書いたが、赤ちゃんはすでに兵法を極めている気もする。
つまり、赤ちゃん自身がすでに風林火山だ。
其疾如風(其の疾きこと風の如く)
其徐如林(其の徐なること林の如く)
侵略如火(侵略すること火の如く)
不動如山(動かざること山の如し)
「孫子」はそのあとに 難知如陰 動如雷震(知り難きこと陰の如く 動くこと雷震の如し)と続くのだが、ぜんぶぼっちゃんに当てはなる。っていうか、ぼっちゃんそのもの。
特に、動かざること山の如し、ってやつが・・・。
- 作者: 金谷治
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昔持っていた気がするがどうしても見つからないので改めて買って読んでみると、よくあるサラリーマンの処世術風に読むよりもこれはこれで読んだ方がいいなという気がする。なんだか文体がステキだ。
戦いの必勝法というより、「なんだかんだ言っても、戦争をしないにこしたことはないし(やるといろいろと大変なので)、いかにして武力を使わずに勝つか、ということが一番大事で、そのためには謀略やはかりごとも全然OKよ」という著者の姿勢が現代のどの人たちよりも現実的な気がする。