連休も終わって、ふたたびホッチキス保育園も閉園かと思われたのもつかの間、こんどのぼっちゃんは「手足口病」。

名前だけ聞くとグロそうな病気だが、その名のとおり手と足と口にプツプツができて、場合によっては高熱が出たり、口の中のプツプツがそのまま口内炎になってものが食べられなくなったりするらしい。子どもにはよくある病気らしいのだが、一応伝染病なので、保育園は登園禁止・・・。

しかも、今日は保育園の遠足だったのだが、伝染病持ちなので欠席。お父さんたちも楽しみにしていたのに!

なので、ホッチキス保育園は連休が終わっても開園中で〜す。

しかし、ぼっちゃん本人はいたって元気。熱をだすどころか、いつもより早寝・大食・快便・快眠、はっきりいって、先日の高熱以来パワーアップしているうえに、本来ならば保育園で使われるはずのエネルギーは家の中で出まくりで、「誰が手足口病だって?」という感じだ。

思えば連休前の3、4日にゴールデン・ウィーク、そしてゴールデン・ウィークの後のこの数日間、ほとんど半月以上ホッチキス保育園連続開園なので、カンガルーのほうが身体がもたなくなってきた。

きのう金曜日は散歩の途中、歩けなくなってその場にしばらくへたり込んでしまった。
なんとか家に帰りついたが、そのまま畳の上に倒れこむように横になると、そのまま意識を失いかけたが、ぼっちゃんが近づいてきて「寝るな!抱っこしろ!」と怒るので、気力を振り絞ってぼっちゃんを抱きかかえてしばらく部屋の中でフラフラ。

そのうち妻が帰ってきてぼっちゃんを託すと、そのまま3時間ほど泥のように眠る。
ぼっちゃんも、妻が帰ってきてすぐ寝てしまったらしく、まぁ、今回は引き分けということで。


15日締め切りの論文があって、以前からいろいろと資料を読み込んで準備はしていたので、連休が終わったらバリバリ書こうと思っていたら計算外のホッチキス保育園開園だった。結局、期限ギリギリではあるが今朝ひととおり出来上がったので、そのまま指導教官の先生に「いつも締め切りギリギリにすんません!一度読んでください!ほんま、すんまへん!」と一筆添えてメールで送る。やれやれ、これで一段落。

ぼっちゃんとの暮らしのなかで論文を書くのは正直、楽ではない。もちろん、いなくても楽ではないので、「子どもがいるから・・・」なんてことは言い訳にはならない。
でも、やっぱり昼間の生活でグッタリしてしまって、「もう、ダメ・・・」と意識がなくなったりするときもある。そのたびに朝になって「ああ、弱い自分!ダメ人間!」とひたすらネガティヴになっていたが、ちょっと考え方を変えて、「寝てるんじゃなくて夢の中で作業している」と考えるようにすると気持ちが楽になる。

つまり、起きているときの自己意識としてのカンガルーだけではなく、ふだんは脳の奥にいる裏カンガルーに夢の中で手伝ってもらうのだ。

・・・なんてことを書いていると、それこそ言い訳ではいかという気がしてきたが、でも、朝になって、前の晩どうしても書けなかった文章が書けたり、上手くつながらない部分をつなげるいい言葉が出てきたり、それなりに効果がある気がする。

でも、こういうやり方に頼っていると、いつか痛い目に会う気もしないではないが、問題は「寝ればいい」ということではなく、とにかく資料を読み込んで、書くだけ書いて、うんうん唸って・・・というプロセスが前提になくてはならないということなのかもしれない。

夕方になって指導教官の先生からメールが。
「一応、論文チェックするけど、どうせ編集会議は来月だから、担当の人に前もって言っておけば別に15日過ぎても問題ないよ」とのこと。

そうだ。そういえば、おととし同じ会誌に投稿したときも同じこと言われたんだった。
寝不足損な気もするが、知っていたらどうせ来月になって寝不足になってたろうから同じことだ。早めに書き上げることができたと、ポジティヴにとらえよう。


最近買った本。

脳と仮想 (新潮文庫)

脳と仮想 (新潮文庫)

茂木さんの『脳と仮想』は、近所の本屋に入るのを待っていたが、いつまでも入ってこないので、街に下りたときに紀伊国屋で買った。新潮文庫なんて、ぜんぜんマイナーじゃないだろうに。

図書館のリサイクルコーナーから貰ってきた本

事象そのものへ!

事象そのものへ!

中村天風と植芝盛平 氣の確立 幻冬舎文庫

中村天風と植芝盛平 氣の確立 幻冬舎文庫