もういつ回ってきたのかわからないが、とにかく現在のところ、うちがゴミだしのところの掃除当番である。朝、ぼっちゃんを妻が送り出したあと、バケツに水を汲んで現場に向かう。

ゴミだし場といっても、電柱の下とか曲り角とかそういうところではなく、内側を防水っぽく塗装した大きな木の箱が置いてあり、その周りを金網で囲って小屋にしたもの。ほうきとちりとりで中の大きなゴミを集めて捨て、あとはバケツの水を流し入れて中をモップでこする。
箱の底に排水口があるのだが、厳密には微妙に箱側面、底よりも数ミリ上にある。この絶妙な手作り感のおかげでどうしても水が残ってしまうのだが、この暑さではそんな残り水もすぐに蒸発してしまうだろう。それに、そこまで完璧だとなにか寂しい。

きのうは音楽美学に関する資料や論文を読む。その中で一つ、タイトルだけで選んで印刷したが、ぜんぜん面白くないものがあった。小林秀雄青山二郎の話が出てきたかと思えば、急にへーゲルの引用が現われて、しかも最後は「未完」の二文字・・・。せめて何か結論めいたものぐらいは出してくれ。

しかし、いくつか論文を読んで音楽美学史の大まかな流れは分かったが、やはり今書こうとしているのはちょっと別のものだ。もちろん、そういう流れがあったということは否定できないし、或る程度は踏まえておかなければならないが、今考えたいと思っているのは、そういう水平的なものではなくて垂直的なものなのだ。

むしろ、音楽というより、音の響きだ。


アマゾンから荷物が到着。ついでに、先週大砲ラーメンに忘れたバッグも、大砲ラーメンから送ってもらって手元に到着。このバッグの中には財布も免許書もカードも学生証も携帯も入っていたので何かと難儀だったような気がしたが、よく考えると困ったのは車の運転ぐらいで(もし免許不携帯がばれたら明らかに不法行為だろうし、いろいろと面倒だろうから)、携帯がなくても別に大してこまらなかった。実際、着信も2件しかなかったし。うち一件は妻から。あと一件は、見たこともない番号で意味不明だったけど、調べてみると行ったこともないし、たぶん心当たりもない或る土地の警察署からだった・・・・。

アマゾンからは

ぜんまいざむらい やわらかけまり!!

ぜんまいざむらい やわらかけまり!!

三びきのやぎのがらがらどん (世界傑作絵本シリーズ)

三びきのやぎのがらがらどん (世界傑作絵本シリーズ)

が到着。ぜんまいざむらいのボールは二代目。一代目はぼっちゃんに放り投げられ、坂道を転がり、そのまま川へ転落。もう海に着いている頃だ。


近所の本屋でやっと石田千の『月と菓子パン』をゲット。

月と菓子パン (新潮文庫)

月と菓子パン (新潮文庫)

今月の新刊だったが、なかなかその近所の本屋に入らなかったが、きのう覗いたら置いてあったので、妻から貰った500円図書カードで購入。図書カードの残金は40円。
一つの話が3ページほどなので読みやすい。猫の話もけっこうあるので面白そう。

きのうはこの本とプラトンの『国家(上)』(岩波文庫)を交互に読む。

そこでトラシュマコスははじめた、
「では聞くがよい。私は主張する、〈正しいこと〉とは、強い者の利益にほかならないと。・・・・・おや、なぜほめない?さてはその気がないのだな?」(p.49)

もちろんこのあとこの主張はソクラテスによって反駁されるのだが、それはともかく、「・・・・・おや、なぜほめない?」というのが可愛くて笑った。あと、原文はわからないが「風呂屋の三助が湯をぶっかけるような勢いで」など、この翻訳は細かいところが可愛い。ところで今キーボードで打つときに気づいたがトラシュコマスではなくトラシュマコスなのであった。


日曜日、ぼっちゃんを部屋でフリチンにしていたら、「しーでた」と言うので振り返ると見事にたたみの上にオシッコ。
でも保育園ではトレーニングパンツ着用中。もしかして、もうすこしでオムツよさらばか?
それはそれで寂しい。