sniff2007-09-05

ついに前々から考えていたことを実行してみた。庭に植えたバジルを使ってジェノベーゼ・ソースを作ってみた。もっさりはえたバジルの葉を30枚ほど摘み、水で汚れを落として適当にこまかくちぎって、オリーヴオイル大さじ4杯とみじんぎりしたにんにく一片、すりおろしたチーズを一緒にすり鉢でゴリゴリ。けっこう大変かなと思ったが、意外にあっさりできた。本当はここに松の実を入れなきゃいけないんだけど、そんなものは用意してなかったので今回はパス。塩コショウで味を調整して、茹で上がったパスタにからめる。
意外と美味しかった。たぶん、摘みたてのバジルを使ったのが一番良かったと思われる。

8月の終わりごろ、誕生日を迎えた。妹から電話があるまで気がつかなかった。ちょうどぼっちゃんを川に連れて行った日で、それどころではなかったのだ。

おととい、ひさしぶりに山を降りて街へ行く。今月学会が東京であるのでホテル込の安いパックのチケットをとりに行くのが目的だ。
昨年、自分の町の、そういう旅行会社でやっぱり学会に行くために東京行きの格安パックのチケットをとろうとしたら、なかなか話がすすまなくて困った。しまいには「それって、本当にいかなきゃならない用事?」とまで言われてしまって、そう言われると、ほんとうに行かなきゃならない用事なのかな・・・などとこちらも思い始めたりして、おい、ちょっと待てよ!と自分だかカウンターのおばちゃんだか、誰に対してだかわからないが心の中でケリを入れた。

こんどの街中の旅行会社に頼むときも、またああいうイライラした気持ちにならないといけないのかなと思うとすこし足が重かったが、こんどのお店の人はなかなか話が早かった。あっという間にチケットが取れた。ただ、出発日がちょうどぼっちゃんの運動会の日で、できれば遅い便で行きたかったのだが、夕方の便はすべて埋まっていたので、2時半ごろの飛行機に乗らなければならない。ぼっちゃんの運動会は午前中には終わるらしいので、終わったら飛行場へダッシュだ!
その前に、原稿もダッシュで書き上げだ!(もちろんまだ出来ていない)


街で、誕生日プレゼントにノートを2冊買ってもらう。
先日、妻の友達が送ってくれた東京土産の一つにカウブックスhttp://www.cowbooks.jp/のオリジナル・ノートを見たとき、すごく懐かしい気持ちになった。それは、そのノートがツバメノートだったからだ。昔、修論を書いていたとき、学校の生協で買った中の紙がすこしクリームがかったツバメノートに、図書館でいつもセコセコと論文の下書きや、メモを書いていた。
なぜか、書くことが気持ちいいノートだった。修論が書き終わるか終わらないかの頃にノートも終わってしまい、それ以後、生協でも見かけなくなって、ずっと忘れていたが、そのお土産のノートを見て、あのときの図書館の空気が蘇ってきた気がした。街へ向かう車の中で、もしかしたらあそこにあるかもと直感的に思うところがあって行ってみたらやっぱりあった。この県内では(たぶん)唯一、鳩居堂の絵葉書や丸善の便箋などを扱っている、店構えも古い文房具屋。

カウブックスの方にはツバメの上に牛もいる。中の紙も牛の透かしが入っている。そういえば、昔使っていたノートにもツバメの透かしが入っていたなぁと思って買ったノートをぺらぺらめくっても透かしがない。はずれか?偽造記憶か?ノートのグレードの問題か?
それはともなく、なかなか書き進まない論文が、ツバメノートのせいか、急に筆が進み始めた。昔みたいにコリコリ鉛筆で書いている。コリコリコリ。