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とりあえず、一文字、一行ずつ書き進めるしかない。
午後から来客。といっても猫。
妻の仕事場に忍び込んで、何度そとに出しても入ってくるから、とりあえずうちに持って帰ってきたらしい。
痩せているわりには触らせるので、もしかしたらあの辺りでエサでも貰っているのかもしれないが、うちに入るなり、台所にあった柿を貪り食う。よって「カキ太郎」、次第に「カキオ」と呼ぶ。
昼食のビーフンの肉部分などを取り分けてやる。牛乳も。
その後、一緒に昼寝。
しかし、うちにはもう一匹、人間の姿をしたどデカイ子猫がいるので、やはり飼うわけにも行かず、夕方、ぼっちゃんも迎えに行く際においとま頂く。申し訳ない。
夜には「あ〜、柿右衛門どうしてるかな」と、妻と話す。名前がまた変わっている。