ぼっちゃんのお気に入りの本である『別冊グラフNHK写真図鑑 世界の鉄道』(学研、1978年)は、大人の僕が見てもとても楽しい。出てくる列車たちも、ずいぶんと古い機種なのだろうが、写真の趣きというか、風情がいい。横溝英一さんという方の、たぶん僕ぐらいの年齢の人なら絶対一度は見たことのあるユーモラスかつ懐かしいイラストもたくん載っていて、いま新刊書として売っているどんな図鑑よりも豊かさを感じる。

でも、これは町の図書館から借りたものであるから、近いうちに返さないといけない。そこで、古本で売っていないかとネットでしらべたところ、日本の古本屋では検索しても見つからなかったが、ヤフオクで2000円で出ていた。
だめもとでアマゾンなんぞでしらべてみると、意外なことに古本として出品されていた。しかし、アマゾンではなんと8500〜9000円の古本価格がついていた。2000円でも「う〜ん・・・」と思ってしまうのに、9000円なんて、とてもじゃないが・・・。

今日はヘーゲルの『小論理学』(岩波文庫)とカント『純粋理性批判(上)』(平凡社ライブラリー)を交互に読む。ヘーゲルは「批判哲学とかなんとか、ウダウダいってんじゃねえよ!」な感じで、意外とパンクなノリだ。


あと、この本を読みながら、いろいろと空想をめぐらす。

福岡喫茶散歩

福岡喫茶散歩

店の前を通るたびになんとなく気になっていた店が数軒のっていたが、実際に行ったことのある店は3軒だけだった。まぁ、高校も福岡市内じゃなかったし、大学入学以来、ほとんど福岡には住んでいないのでいたしかたあるまい。
写真も良いけど、文章もなかなか喫茶な佇まいで良い。


今日はお風呂に入ったあと、どうしてもぼっちゃんが歯を磨かないというので、すこしきつく「歯を磨かないといけないんだよ」と言った。それでも、歯磨きせずに上記の鉄道の本を見ると言ってきかないので、妻が「じゃぁこれを見たら歯を磨こうね」と、そういう流れになったが、ここでそういう流れになっちゃうと、いつまでもグダグダになりそうな気がして、妻がその本を取ろうとしたそのときに「ダメだよ」とまたすこし強く言ったら、今度はおとなしく歯磨きをした。

ちゃんと歯磨きをしたので、ぼっちゃんと一緒にみんなで『別冊グラフNHK写真図鑑 世界の鉄道』(学研、1978年)を眺める。写真を眺めながらいつのまにか眠りにおちていくぼっちゃん。

夕方からがぜん冷え込んできた。雪になるかも。