今日、生まれてはじめてブッ通しで10キロ走った。結局トータルで1時間半かかった。
最初の7キロぐらいはまぁなんとか大丈夫だったけれど、残りの3キロがきつかった。最初の3キロを過ぎたあたりで呼吸が楽になり、7キロあたりから自分が息をしているのか身体を動かしているのかわからないような不思議に楽な状態になるのだが、だんだん身体のあちこちが痛くなる。春樹さんが『走ることについて語るときに僕の語ること』のなかで触れていた「Pain is inevitable.Suffering is optional.」という言葉を思い出しながらとにかく走り続ける。春樹さんの言葉を借りれば、痛みは避けがたいが、「ああ、きつい、もうダメ」と思ったとしても、ダメかどうかは本人の裁量しだいというわけだ。

ゴールしたときには小さくガッツポーズをしてしまったが、もちろん誰も拍手はしてくれないし褒めてもくれない。そもそも誰もみてない。10キロ走ったぐらいで大げさだが、ランナーは孤独なのだ。


12月3日、4日は長崎の旅。
ぼっちゃんと半月ちがいの男の子がいて、2人を会わせるのが楽しみ。だんだんと2人の掛け合いのようなものが増えてくるが、絵本やオモチャの取り合いもなかなかすさまじくなってきた。もちろん、最後はいつもうちのぼっちゃんが大泣きしてしまうのだが。

伊王島まで船で行ってのんびり温泉につかり、夜は友人夫妻宅でビールに焼酎、卓袱料理
いったん意識が無くなったが、小1時間して復活。けっきょくそのまま僕が大人の中では最後まで起きていたが、チビッコ2人はいつまでもヒート・アップ。横になって寝ようとすると叩き起こされるし、あれ取って来い、これ持っていけと、なかなか厳しい夜更け。

最終日はついに素面で「かんしゃく魂」のラーメンとご対面。背アブララーメンを注文。別のテーブルに座っていった中学生だか高校生グループの持っていた買い物袋にはカップラーメンが入っていた。たぶんあいつらは帰ってさらにカップラーメンを食べる気だ。替玉までしたくせに。


今日もぼっちゃんが顔に傷を作って帰ってきた。また絵本だかオモチャの取り合いをしたらしい。また女の子にやられたのかと思ったら、夕方、ぼっちゃんより一つ上の男の子のお母さんから電話があった。ケガをさせてすみません、という電話だったが、ええ、あの温厚そうな○○君が、という意外な感じだった。温厚な彼は相手にケガをさせてしまったことがショックで、すごく気にしているらしい。そんな温厚な彼にそんなことをさせるほどに、うちのぼっちゃんがムカツク奴だったのだろう。