半月ばかり早く生まれたぼっちゃんの友達が長崎に住んでいる。そのお母さんは妻の大学からの友人で、父はテレビ局関係者。佐世保の事件を知ったとき、事件の酷さにも腹が立ったが、ああ、今から急遽佐世保に飛んで、何日も帰って来れなかったりするのかな、以前にも何度かこんなことを思ったな、と思ったことを覚えている。

無職で、いつも家にいて・・・って、たぶん自分も周りからはそういうふうに見られているんだろうなと思うと、犯人と自分はそう近いわけでもないが、そう遠くにいるわけでもないような気もする。もちろん猟銃なんかは持ってないけど。でも、心のなかの猟銃バンバン撃ちまくっている人だったら、けっこう多いんじゃないだろうか。37歳という年齢も・・・あまり自分と離れていないしな・・・。

もちろん、こうした事件に関して年齢を云々したところであまり意味は無い。ただ、妙に年齢が近かったり、同い年だったりすると、なんとなくその背後の、モヤモヤした、暗い雲のような渦巻きが自分のまわりにもあるような気がして、複雑だ。


とうとう一年を通して見てしまったNHK大河『風林火山』。久々に男臭プンプンのドラマで大好きだった。ドラマ前半、仕官先を探して放浪する山本勘助と自分が重なってかなり感情移入して見てしまった。残念ながら、先に就職先を決めたのは山本勘助のほうだったが。
最後の方の山本勘助はほとんど、「おまえは、オレにとっての明日なんだヨ!」と矢吹丈に叫びながら涙に咽ぶ『あしたのジョー』の丹下のおっさんのようだった。衣装が違うだけで、まるっきり実写版丹下としか思えないが、その点も含めて、内野聖陽さんの山本勘助はすごく良かったと思う。


昨日は妻の職場職員の家族合同の忘年会。職場の方のうちの子供たちも来ていたので、ぼっちゃんはボルテージが上がりっぱなし。しかし、子ども達が眠くなってきたので、意外と早くお開き。