夕方、妻が具合が悪くなってぶっ倒れるように帰ってくる。職場の人にぼっちゃんを迎えにいってもらって、そのまま2人とも車で送ってもらって帰ってきた。折り返し、ぼっちゃんと一緒に車に乗せてもらって、職場の駐車場に置いてきた車まで送ってもらい、帰りに灯油とプリン、アイス、ポカリの粉を買って帰る。

すわインフルエンザか?と思ったが、それほど熱は出ていない。昨日の僕のように腹痛と吐き気があるらしい。ヘタするとチチハハ同時ブッ倒れだ。

お風呂に行くまえに鉄板焼き屋さんに持ち帰りで焼きそばを注文する。ぼっちゃんはもうその時点でチュルチュル(麺類のこと)が食べられると思ってテンション・アップ。

しかし、お風呂に帰りによってみると、まだ出来ていないとのこと。どうやら予約の団体の注文で忙しくて忘れていたらしい。「まだやってない」とふてくされたように言われた。なんで逆ギレされなきゃならないんだろう?とこっちもキレそうになったが、まわりうはどうやら妻の職場関係者の団体のようなので、我慢して帰る。ぼっちゃんが「チュルチュルなかったねー」と寂しそうに呟く。どこにどう気持ちをぶつけたらいいかわかんなくなる。自分が食べられないのは別にいいとしても、ぼっちゃんに食べさせてあげられなかったのが悔しい。くそー、明日は家で焼きそばだ。

吉本隆明『真贋』読了。
なんだか読んでいるときに妙な既視感を感じた。もしかして以前読んだことがあるのか?サクサク読めすぎて、あっというまに最後のページまでいってしまった。あっさり読めすぎて、感想がまとまらない。

一緒に図書館で借りてきたオーケン(といっても大江健三郎)の『「話して考える」と「書いて考える」』を読む。講演集だが、その中で児童文学についてのものと、E・サイードについてのものを読む。


引き続きカントの『プロメゴーメナ』を読む。ヴァレンタインにあまり似合わない読書傾向だが。最後の章の「形而上学は如何にして可能か」のところまで一気に読む。やはり『純理』よりも饒舌かつ毒舌だ、このオッサン。


渡邊二郎先生の訃報を知る。12日に亡くなられたらしい。直接お会いしたことはないけれど、僕の先生が渡邊二郎先生の弟子なので、僕は勝手にかつ密かに孫弟子と自認しつつ、著作を読みながら激しく私的に私淑していたのであった。
同じ業界にいるのできっと近いうちに会えると思っていたから、ちょっとショックだった。なんだか、遠くに住んでいるじいちゃんが死んじゃったみたいだ。

特に感銘を受けた本。

芸術の哲学 (ちくま学芸文庫)

芸術の哲学 (ちくま学芸文庫)