8月3日〜5日にかけて、長崎の友人夫婦と山陰へ行ってきました。2泊3日の旅だったが、うち一泊は車中泊だったので、実感としては1泊3日の強行軍だった。でも、ぼっちゃんたちのハイテンション、ミニカー戦争、水戦争、鬼太郎ロード、植田正治写真館、刺身、温泉、そして、この旅の目的である出雲大社本殿拝観と、濃すぎてなんだか夢でもみていたかのような3日間だった。

水木しげると妖怪でにぎわう境港。あちこちに鬼太郎。交番にも鬼太郎。

5日の朝、ちょっと早起きして出雲大社へと車を走らせる(実際に車を走らせたのは友人夫婦のダンナ)。
小雨の降るなか、鳥居をくぐり、参道を本殿へ向かう。

着いた頃には雨はすっかりあがって、強い日差しが降り注ぐ。でも、ぼっちゃんたちの功徳のおかげか、整理券をゲット!


僕たちの拝観は1時半の回だ。聞いた話では、この前日には10時半ごろにすでに5時拝観の回の整理券が出てしまったそうだ。もしかしたら、きのうの昼頃受付に来た人は拝観できなかったのではないだろうか。

もうこの先、生きている間には見ることができないかもしれないし、もちろんカメラ撮影は禁止という緊張感もあってか、でも、それ以上に、まったく別世界のなかに入ってしまったかのような奇妙な空間感覚。本殿の天井に描かれた八雲は、あまりにも色鮮やかで、見ていると変な力が抜けて、頭がぼや〜っとなった。

拝観を終え、ぼ〜っとしていると、本殿の、そして山のほうから冷ややかで涼しい風がびゅうと吹きぬけた。気持ちよくて、この風のためにも来てよかったと思った。

拝観之証には八雲が描かれていた。八雲といいながら7つしかないのは、まだまだ未完成で、これからまだまだ出来あがっていくのだということを示しているのだそうだ。