10日の夜から14日にかけて妻の実家である宮崎で過ごす。10日の夜は過ごすと言ってもほとんど移動日だったのでカウントしずらいが、とにかく濃度みっちりな5日間。

12〜13日は義父に義母、義姉夫婦とふたご姉妹、そしてうちの家族の総勢9人でキャンプ。最初に昼食によったコスモス牧場がかなり今日的第3セクターの悲哀だだ漏れで、かなり悲しくなった。結局そこを出て、いちど来た道をもどってうどん屋に入る。そこがまた大当たりのうどん屋で、コスモス牧場のぶんをとりもどした気がした。

キャンプ中はあいにくの天気。天気がよかったら霧島の霊峰を眼にすることができたのだろうが、結局さいごまでその機会はなかった。ずっとまわりを霧に囲まれて、なんか、ホラー映画の設定のようだった。

次の朝(13日)、一瞬の晴れ間に小学生とき以来の虫捕り。網をもって虫たちを追いかける。田舎のセミは都会のセミよりも用心深く、しっかりものだ。ぜんぜんつかまえられない。都会だと手でも捕れるのに。

なかなかつかまえられなくてハアハア言っている僕の鼻先をオニヤンマが悠々と通り過ぎていく。網を振ることもできず、ただただ見とれるだけだった。

14日、僕らは帰る日だけれども、帰る前にみんなで戌の日の安産祈願。宮崎神宮へ。

はじめて来たけれども、なんだかとても気持ちのいい神社だった。最近、神社にいってばっかりな気がする。

本殿にはいり、儀式が始まると、急に涼しい風が吹き出した。ぼっちゃんやふたごたちも何やら神妙になっていた。


ところでキャンプ場の周辺に皇子公園というものがあり、なんの皇子だと思ってパンフレットを見てみると、このあたりはアマツヒコヒコホホデミノミコト、つまり後の神武天皇の生誕の地らしい。宮崎出身の妻も神武天皇が宮崎出身だとは知らなかったらしく「地元のひとだったんだ〜」とすこし驚いていた。途中、車で狭野神社という神社の横を通り過ぎたが、神武天皇の幼名がサノノミコトだったことからもわかるとおり、神武天皇ゆかりの神社だ。どうもそういう神武天皇関係の史跡がそのあたりにはどっさりあるらしい。

なんだか、古事記なんてもう一度読み返したくなっちゃったなぁと思って入ったブックオフで、『天皇の本』というムック本を発見。100円じゃなかったけど、何かの縁とばかりに購入。

天皇の本―日本の霊的根源と封印の秘史を探る (New sight mook―Books esoterica)

天皇の本―日本の霊的根源と封印の秘史を探る (New sight mook―Books esoterica)

表紙に書かれている「日本の霊的根源と封印の秘史を探る」という文句がちょっと『ムー』っぽい気がしないでもないが・・・と思っていると、学研!『ムー』と同じ出版社!
どうでもいいけど、この本の第6章の「贋天皇(自称天皇・自称御落胤含む)列伝」を読んで、人間って・・・と思った。