ぐはっ。もう10月だ。

週末は学会。頑張ったけど午前中の発表には間に合わず、午後の特別発表とシンポジウムから聴く。

僕の前の席にはY先生。もうこの先生が来ているということだけでドキドキ・・・。今回もすごい質問をまるで爆弾のように、ドカンと一つ落としていった。この先生の質問は毎回、「ああ、それ、みんな思ってたことだけど、言わないようにしてたのに・・・」という妙な予定調和的なものを見事に破壊する。先生達が尊敬をこめて「あの人は、純粋な人だ・・・」と涙ながらに呟く気持ちがわかる。

そして、ときにはあまりに質問が鋭くて、あっという間に議論そのものがひっくり返りそうになって、会場全体がハッとする。


学会に出て、いろいろと読みたい本や論文がムクムクと頭の中にリストアップされる。


館長からCDのコピーを貰う。ブロムシュテットがシュターツカペレ・ドレスデンを指揮したベートーヴェン交響曲第6番「田園」。
ベルリン・フィルウィーン・フィルにはない、渋いサウンドと地響きのような低音。木管楽器の響きが良く聞こえる。あと、すごく録音がいい。派手さはないかもしれないけれど、堅実で、何度聴いても疲れない。現在の演奏スタイルからすれば「オールド・スタイル」と一蹴されるかもしれないけれど、僕はやはりオールド・スタイルで育ってきた人間なので、こういうほうが好きだ。
館長は全集で買ったのだろうか?だったら全部貸して欲しい。

先日、街に出た際に気になっていたCDを購入。坂本龍一の「トニー滝谷サウンドトラック。教授のピアノソロ物のなかでは今のところ一番好きかもしれない。現在ヘビロテ中。

トニー滝谷

トニー滝谷



映画もいつか観てみたい。