ここのところ長距離ドライヴが続いたので、なんだか腰が痛かった。というわけでジョギングで1時間ほど体を動かす。最近、町営グラウンドまで自転車で通っている。
この山間の狭い町内で、大人の男がトレーニング・ウェアを着て自転車を走らせている姿はかなり怪しいというか、奇異な目で見られそうな感じ。そう考えるとつらくなってくるので、いつも「いま自分は新聞配達や郵便配達をしているんだ」という自己暗示をかけて走っている。
効果があるのかどうかはわからないけど。

1時間ほど走った頃、なんだかすごく気持ちよくなってきて、自然に瞼が下がってきた。確かに身体は動いていて、手と足が前後運動を繰り返しながら身体を前に進めているのだけれど、なんだろうこれ?たとえば、遅めの昼飯の後、西陽が差してくる部屋の中で、ちょっとゴロッと横になると、そのままウトウトとしだすときの、あの気持ちよさに似ている。

走りながらもだんだんそうやって気持ちよくなってきて、もう完全に瞼が閉じて、ほとんど目をつぶりながら走っている。このまま涅槃まで走りこんでいってしまうのだろうかと思ったそのとき、近くの養護学校の生徒さんや先生たちの声が聞こえてきて、ハッと我に帰る。
危なかった・・・。単にエネルギー切れだったのかもしれない。

自転車での帰り道は、下り坂が多いので10分ほどで家に到着。逆に行く時は上り坂なので、15分ほどかかる。

先週の土曜日は町の秋祭り。各町内会や小学校、保育園が踊りながらパレード。
出店もたくさん出ていて、ぼっちゃんも祭りを満喫。

正確な名前はわからないけど、バルーン・なんとか。ぼっちゃんも勇んで中に入っていったが、怖くて40秒ほどで出てきた。もっと知っている子と一緒に入ったら、また違ったけっかになったかもしれない。

「あっ、神様たちが来たよ!」と僕が言うと「天狗だよ」とぼっちゃんに訂正された。
確かに、天狗だ。