きのうの午後から急に鼻水とくしゃみ。目も何だかシバシバする。こういう症状だけ見ると花粉症のようだ。確かに、僕は春先のスギ花粉に関してはそうでもない(と言うか、杉山の中に住んでいる)のだが、この季節、秋になると花粉症っぽくなってしまう。セイタカアワダチソウや、金(銀)木犀の花粉症というのもあるらしいのだ。金(銀)木犀の香り大好きだけど。

一晩明けると、鼻水はおさまったが、まだすこしつまり気味で鼻炎のような感じ。
数日前から喉が痛かったが、風邪の一種だったのかもしれない。

数日前から、カザルス・ブーム。

カザルスの弾くエルガーのチェロ協奏曲が(しょせんSPレコードから復刻なので音質はあれだけど)素晴らしかった。というか、エルガーやヴォーン・ウィリアムスなどのイギリス音楽がものすごく心に染みる。エルガーと言うとすぐ「威風堂々」ときて、マーチ作家みたいな扱いをこの国ではされがちだが、渋くてほの暗い旋律がいかにも英国風な感じで素敵だ。旋律の美しさでいえば,そういえばバードやギボンズも英国の作家だったな。どうしてもドイツ・フランス系の曲しか聴くことが無いので、これからはもっと英国音楽強化だ。

同じチェリストでも、ビルスマの音を聞いたりするとカザルスの音楽ってちょっと重いと言うかコッテリでもたれそうで、しばらく敬遠していたが、久しぶりに聴いてみるとそのコッテリ感とか、復刻CDの針のノイズとかがこれからの季節にピッタリ合いそうな気がする。