来月から出産のため妻の実家のある宮崎にプチ移住するので、(明日つまり29日土曜日に神社の祭りでの踊り披露が残っているものの)実質、今日が今年最後の登園日となったぼっちゃん。形式上、今月いっぱいでいったん退園し、年明けの2月だか3月から復帰することになる。

先週の保育園発表会のあと、保護者まで巻き込む下痢嘔吐ブームが来襲しているらしい。たしかに、あれだけの人数が2〜3時間ずっと同じ部屋に密閉状態でおかれたら・・・。

妻の職場の同僚の中には、子どもの嘔吐下痢がうつって、病院で点滴までするはめになった人もいるようだ。子どもの嘔吐下痢って、おとなにうつるとけっこう激しいという話はきいたことがある。

そういえば、斯く言う僕も数日前からお腹に違和感。以前もやっぱり似たような違和感を感じて、風邪だったら早めに病院に行こうと思って、実際にお医者に見てもらうと、特に熱もないし、ウイルスもみあたらないので、ということで結局胃腸薬だけを処方されてしまって何をしにいったのかわからなかった。

まぁ、そのうち良くなるだろう・・・・なんて思っていたら、今朝から下痢開始〜〜♪


そういえば最近、よしもとばななのHPにときどき名前がでる森博詞という人の小説を読んだ。なかなか面白くて夜更けにイッキ読みしてしまった。こういう知性のあり方ってあこがれるなぁ。それにしても、これはミステリィなのだろうか、SFなのだろうか・・・?

すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)

それと、ちょっと早いが先週の木曜日にクリスマスプレゼントとして或るCDの購入が許可された。そうえいば、この日は5ヶ月ぶりに髪を切った日で、妻が髪を切っているあいだに物色して買ったのだ。6枚組みでしかないのに3000円とすこし割高ではあったが・・・。先日、館長が5000円でバロック音楽のCD60枚組みを買ったのに比べたら、確かに割高だ。

Glenn Gould: The Young Maverick

Glenn Gould: The Young Maverick

1955年に録音した「ゴールドベルグ変奏曲」でCBSからメジャーデビューしたのは周知のことだが、この6枚組みはそれ以前の、つまりその時点ではカナダのローカル・スターでしかなかったグールドが18〜20代前半ごろにカナダの放送局に残した録音を集めたもの。「ゴールドベルグ変奏曲」については上記の55年盤に晩年の81年盤、そして57年のザルツブルグでのライヴ盤の3種類が有名だが、この6枚組みには54年録音の「ゴールドベルグ変奏曲」が収録されている。繰り返しの省略など細かい話をすれば単純に演奏時間だけで比較するのは問題だが、54年盤は55年盤のあの駆け上るような快速演奏とは違って、もしかすると81年盤に近いゆっくりとしたテンポが特徴的だった。
そのほか、正規録音にはないベートーヴェンピアノソナタ28番や、ピアノ三重奏「幽霊」そしてシェーンベルグ作品集など、盛りだくさん。シェーンベルグの録音は正規録音でももっているが、ほかのバッハやベートーヴェンも、後年のスタジオにこもってしまうグールドにくらべて、若さのせいもあるのか、どれものびのびとした演奏で、新鮮だ。個人的には、DISC2に収録されているバッハのパルティータ5番が(皮肉ではなくいい意味で)まともな演奏で、気に入っている。

一番古いもので1952年の録音なので、音質がモノラルなのはもちろん、ノイズも散見するが、すくなくとも僕はあまり気にならない。ただ、これはあくまでグールド・ファンとしての意見であって、古い録音が苦手な人はCBSに残された多くの正規録音を聴いたほうがよい。たぶん、彼の鼻歌やうなり声もそっちのほうがよく聞こえるはずだ。

あと、同じ音源であろうものがバッハ、ベートーヴェン、シェーンベルグと別けられて、それぞれ2000円ぐらいで他の激安復刻レーベルからも出ていた。それらを全部買うと3000円ではおさまらないし、たぶん、著作権切れでこういう気の使い方はあまり意味は無いのだろうけど、でも、もともとのアーカイヴを保存かつCD化してくれたカナダの放送局に敬意を表しつつ、こっちの6枚組みを買うことにした。