最近のぼっちゃんの近況など。
4月からぼっちゃんもついに「年少組」になる。今までは1歳児〜2、3歳児がごたまぜの「ちっちゃいものクラブ」だったが、来年度からはついに正式な「年少組」だ。
保育園の先生たちからも、今後はなるべく自分のことは自分でさせるような方向で、と言われて、そういえば服の着脱も、靴の脱ぎ履きも、大部分やってあげていたなぁ、と思いいたる。別に過保護とかそういうのではなくて、そのほうが時間が短縮できて合理的なのだ。

でも、この際、そういうことを一切やめてみようと思った。お風呂での服の脱ぎ着も、なるべく手をかさない。すると、意外とできるではないか。

保育園に迎えにいった妻の話では、ぼっちゃんは同い年の女の子たちから「こう!、こうするとばい!」と服の脱ぎ方を教示されていたらしいのだが、もうこれぐらいの歳になれば、それぐらいのことは出来るのだ。

「できない」「しない」と思っていたのは親の方

これは妻が保育園の連絡帳に書いた言葉だ。身内の言葉なのでこの際、おもいっきりパクらせてもらった。

そして、この言葉はかなりの割合で真実。ふと気がつくと、ぼっちゃんがほんとうにいろんなことができるようになっていることに驚かされる。「片付けて」と言うと、まぁ、途中で別のことを始めることもあるが、とにかく片付けはじめる。「ご飯だからテレビを消そうね」と言うと、ときどきはもっと見たいと大泣きすることもあるけれど、自分でリモコンのスイッチを押す。自分で だよ。信じられるかい?3歳の子どもが、ご飯だからテレビを消そうと言われて、自分でちゃんとスイッチを切るのだ。

親の自分達がしてあげれば一瞬で終わることもある。本人にやらせれば、ずっと時間もかかる。上手に出来るとは限らない。うまくいかなければ本人も不必要にあせったり、出来ない自分に怒り出したり、そんな不穏な雰囲気に大人まで巻き込まれてこっちまで不安になったり・・・。それはわかっている。はっきり言って合理的ではないかもしれない。
でも、それでもここは、彼を信じようと思う。
きっと、ぼくらが思っている以上に、彼は成長しているのだと思う。僕らが気づいていないか、あるいは、気づきたくないだけなのだ。