きのうは実家近くで横なぐりの雨と強風にあう。

非常勤3回目が終了。前日はサラリーマン方面で昨年度決算とその監査がおわってホッとしたが、夜は眠気に勝てず3時間ほど寝落ち。

2時に妻の一言で目が覚め、あとは朝まで授業プリントと授業原稿の作成。けっきょく授業原稿(話す内容を書き留めておくものは8000字を超えた。普通に論文一本ぶんだ。自分が読む用のメモなので自分がわかればいいのだが、なぜか「ですます」調で書いてしまった。このあたりにも敗因があるかもしれない。

とりあえずハイデガーの『存在と時間』の内容に沿って、現存在分析や道具的存在者、適所性、情状性、不安、死への先駆などについて説明し終えた。さいごはかなり駆け足でわかりにくかったかもしれないが、今後の授業で思い出したら補足していく。

来週は祝日のため休講だが、連休明けからはデカルト以降の近代哲学について哲学史的なおさらいをする予定。アカデミックになりすぎず、さらに受講生のなかにはデリダフーコーなど現代思想に興味ある人も何人かいるみたいなので、デカルトに関連させて、フーコーが「狂気の歴史」のなかで行ったデカルト批判とそれにたいしてデリダが「絵栗チュールと差異」のなかで展開したフーコー批判、そしてそのデリダの批判に対するフーコーの反応などにも触れてみようと思う。

デカルトを理解するにあたって、スピノザの「デカルトの哲学原理」という本がとても参考になったというか、面白かったので、スピノザ的な視点からデカルトを説明するのも、両者の対比がみえて面白いかもしれない。(俺だけ突っ走りすぎか・・・?)