以前から不思議に思っていたのだが、なぜ手帳には「10月始まり」という区切りが存在するのであろうか。
いろいろと理由を検索していても、アメリカでは新学期が9月からだとか、9月決算で会社年度が10月からの一年という会社がけっこう多いからだとか、いろいろ理由があるようだが、いまいちピンと来ない。たぶん僕にはあまり関係のない理由なのだろう。

これまで4月始まりの手帳を、悩みに悩んで6月頃に購入して使うという鉄のパターンを守ってきたが、今年は気に入った手帳にいきなり出会ってしまって、人生初めての「10月はじまり」体験である。

いままで使っていたものが縦長で、青地に金箔押しのツバメのほうが新しい手帳である。マンスリー・オンリー。結局、一日を時間単位、分単位で管理するなんてことはできないし、いまのところ必要ないので、マンスリーで十分なのだ。

だが、1月や4月といった区切りの月ではなく、いきなり10月に手帳を変えるというのは、何かと中途半端で、しばらくは今までの手帳と二つ同時持ちを余儀なくされそうだし、8月の父の死以来のカレンダーへの書き込みは、まだとうぶん見返す機会が多い気がする。

なので、前の手帳の8月、9月のダイアリーをスキャンし、新しい手帳のサイズにちょっと縮尺をいじってプリント。前のものがかなり縦長なので、若干、横に広がった感じになるが、こまけぇこたぁいいんだよ!

8月と9月。

8月分の右半分と、9月分の左半分を背中合わせに貼り合わせる。

8月左半分を新しい手帳の表紙裏にしっかり貼れば、8、9ときて本体の10月にスムーズに移行できる(はずである)。

予断だがこの新しい手帳、サイズは見開きで幅18センチ、高さ13センチと、いま流行のモレスキン手帳と幅がほとんど同じで、高さは少し短い。

なので、モレスキンの手帳をこれから使う人で、いままでのスケジュールも一緒に移行したいという人にはこういう方法もありかもしれない。

さいきん手帳ライフハックみたいなブログになっているのはきっと気のせいである。