今日からはじまった「妖怪人間ベム」を長男と観る。長男は先週ぐらいからテレビで予告編を見るたびに「これ今からはじまるの?」と興味津々だった模様。
ベロ役の子は最近とてもヒットしたドラマに出ていた子らしいが、よくは知らない。ベムがイケメンで、ベラが一番雰囲気が出ていた気がする。みんな指は3本ではなかった。
最後に謎の男として柄本明が出てきたが、その謎の男の衣装がアニメ版妖怪人間ベムのベムそのものだった気がする。何かこれはアニメとのつながり的な複線的なものなのだろうか。それとも、単なるアニメ版に対するオマージュなのだろうか。とにかく、これからが楽しみ。

今更ながら、やっと教授の『out of noise』(デッカレーベルから『plaing the piano』と二枚組みで発売された輸入版)を購入し、ユリイカの教授特集を読みながら聴いている。このアルバムが発売された頃はサラリーマン中で、音楽を聴く余裕も、本を読む余裕もなかったが、最近やっと手をつけることができるようになった感じだ。特にいま余裕があるわけではないのだが、父の四十九日も終わり、何か別の場所にでてきたのだろうか。

Playing the Piano

Playing the Piano

『out of noise』に先立って、教授がフェネスと作ったアルバム『cendre』を聴き込んでいた。ピアノと電子音とノイズの世界はどこかノスタルジックで冥府的で、特に感傷的な意味ではないのだが、いま生きているこの世界は父の死後の世界なのだなとふと思う。
Cendre

Cendre

もし「生きている者は他者の死後の世界を生きるというとき、この言葉は、生きている者が死者の世界に含まれているようにも読めるし、他者の死は生きている他者の世界のなかに含まれているようにも読める。

アルバム名の「cendre」とは「灰」の意味。